103. がんばってみた ページ3
貴方.
薮「……え？これ全部？」
『うん、』
薮「Aが作ったの？」
『だからそう言ってるじゃん！』
目をまんまるにして、心の底から「信じられない」とでも言いたげな顔をして私を見つめる宏太。その視線は私の手元と顔を行き来していて、何だか恥ずかしくなってきた……
昨日の夜は暇だったため、ハロウィンに因んでクッキーを焼いてみた。ただの思いつきで、気まぐれだけど。
薮「え〜……凄いなぁ、頑張ったな……」
『宏太は私をいくつだと思ってるの……』
薮「だってお前、料理とか苦手だし」
『変わらなきゃいけない年齢でしょ、そろそろ』
薮「そうは言ってもな〜……怪我したらどうするの、せっかく綺麗な手してるのに」
私の手を掴んで、にぎにぎと優しく触れる宏太。知ってたつもりだけど、彼はこんなに恥ずかしいことでもサラッと言う人だ……
とは言え、宏太だって昔は料理が壊滅的に下手だったはず。それが最近は何ともないような顔をして手料理を披露したり、あろうことか私に対してドヤ顔までしてくる。ずっと仲間だと思ってたのに！
『包丁の扱いには気を付けてます〜。ほら、せっかく作ったんだから食べてよ』
薮「はいはい、ありがとな〜。ありがたく頂きます」
にこにこ笑顔の宏太は、ラッピングしてあるクッキーを一つ選んで、私の頭を撫でた。レシピ通りに焼いたから、不味いなんてことはないと思うけど……多少不恰好なのは許してほしい。そういうのはご愛嬌だ、多分。
宏太はそのまま皆に向かって「Aがクッキーくれるって〜」と声をかけた。
大「……え？！明日雨降る？」
『はい大貴ぶっ飛ばす〜』
伊「ねえそれ高校生のやり取りだって(笑)」
相変わらず調子に乗っている大貴は、それでも一目散にこちらへ駆けてきた。私のこと大好きかよ……とは口に出さず、「仕方ないからあげる」とその手のひらに透明の袋を置いた。
同じく私のそばへやって来た慧にもそれを渡すと、「ありがと〜」なんてにっこにこ。
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流星(プロフ) - mizuiroさん» mizuiroさん、お久しぶりです！（ ; ; ）コメントの返信まで遅くて申し訳ないです…！本当にマイペースな上に時差も半端ないですが、のんびりツアーの話も更新できたらなと思ってます！気長にお待ち頂けると幸いです（ ; ; ）いつも本当にありがとうございます！ (4月19日 23時) (
レス) @page28 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - 久々の更新嬉しいです...!!! (1月30日 23時) (レス) @page28 id: 29b3887541 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ゆるりんちょ｡さん» ゆるりんちょさん、コメントありがとうございます！お待たせしてしまい、本当に申し訳ないです…（ ; ; ）緩いペースではありますが、今後ともよろしくお願いいたします！ (2022年12月26日 20時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - mizuiroさん» mizuiroさん、いつもありがとうございます！（ ; ; ）お待たせしてしまい申し訳ありません（ ; ; ）ネタが浮かび次第、細々と更新していきますね…！ (2022年12月26日 20時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるりんちょ｡(プロフ) - こちらの小説が大好きでもう何回も読み直してます！また更新されるのを待ってます！！ (2022年11月29日 2時) (レス) id: 0f7a58df20 (このIDを非表示/違反報告)
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