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貴方.
伊「……でもさぁ、もう何年も一緒にいるけど、Aに名前呼ばれると未だにドキッとするんだよね」
『へ?……私?』
知「今めちゃくちゃ気抜いてたでしょ」
『そりゃね、水分補給してましたから。水飲んでるときくらい気抜かせてよ』
MC中、まさか話が振られるとは思ってなかったので少し身構える。侑李に言われた通り、今は私の番じゃないな、なんて安心し切って水を飲んでたから、突然の名指しにびっくりした。
『何でドキッてするの?怒ったりしないよ、私』
伊「そっちの意味じゃなくて、普通に呼び捨てにドキドキすんの」
『……そういうもん?』
伊「慧なんて呼んでくれるの、Aくらいだもん」
じぃっと私を見つめる慧に、ああこれじゃほんとに穴が開いてもおかしくないな……なんて一人思う。そんなことは置いておいて、確かに慧は苗字か、それに関連したあだ名がメジャーだもんなあ。
私が皆を呼び捨てにするのなんて、深い意味はないんだけど……ノリってやつだ。生意気にも、年上メンバーのこともそう呼ばせてもらっている。
薮「俺もかな〜。女の子で宏太って呼んでくれるのなんてAだけだし」
光「言われてみればね、もう慣れたけど」
雄「うん、寧ろ今苗字で呼ばれたら寂しい」
伊「いや、俺もムズムズはするけど慧がいい!」
『聞いてない聞いてない』
大「俺は大ちゃんでもいいよ、A」
『その方が恥ずかしくて嫌だな……』
呼び方なんて、変えようと思って変えるものでもないし。長年慣れ親しんだそれなら尚更で。凝ったあだ名はつけられないけど、両親からもらった大切な名前なのだから。私だって愛情を込めて呼び捨てにしているのだから、うんうん。
裕「でもちょっと懐かしいかも、Aに裕翔くんって呼ばれてたの」
『あ〜、そんなのもあったね。年下の子たちのことは暫くそう呼んでたかも。涼介くん、侑李くん、裕翔くんって……おお?!』
突然の歓声にびっくりしてよろめくと、「危ない危ない」なんて雄也に腕を掴まれる。
涼「……正直今のは俺も叫びそうになった!皆と同じ!」
知「Aは全部無意識でやるからね、そういうの」
裕「意識してたら超あざといな〜、A」
『……ほらもう、年齢とか関係なくいじってくるでしょ?可愛いんだから』
またまた会場が揺れた。それビビるって。
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流星(プロフ) - mizuiroさん» mizuiroさん、お久しぶりです!( ; ; )コメントの返信まで遅くて申し訳ないです…!本当にマイペースな上に時差も半端ないですが、のんびりツアーの話も更新できたらなと思ってます!気長にお待ち頂けると幸いです( ; ; )いつも本当にありがとうございます! (4月19日 23時) (レス) @page28 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mizuiro(プロフ) - 久々の更新嬉しいです...!!! (1月30日 23時) (レス) @page28 id: 29b3887541 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ゆるりんちょ。さん» ゆるりんちょさん、コメントありがとうございます!お待たせしてしまい、本当に申し訳ないです…( ; ; )緩いペースではありますが、今後ともよろしくお願いいたします! (2022年12月26日 20時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - mizuiroさん» mizuiroさん、いつもありがとうございます!( ; ; )お待たせしてしまい申し訳ありません( ; ; )ネタが浮かび次第、細々と更新していきますね…! (2022年12月26日 20時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるりんちょ。(プロフ) - こちらの小説が大好きでもう何回も読み直してます!また更新されるのを待ってます!! (2022年11月29日 2時) (レス) id: 0f7a58df20 (このIDを非表示/違反報告)
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