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涼介.
涼「Aちゃん……びっくりしちゃったよ、俺」
『ん〜？なぁに？』
涼「なぁにじゃないのよ……可愛いんだから、もう」
珍しく乱れた前髪を整えてあげると、Aちゃんは気持ちよさそうに目を伏せた。「ありがとぉ」なんて、いつもより甘ったるい声で呟くと、ソファに倒れ込むように座る。
「涼介のお家」と何ともまあ爆弾発言をしたAちゃんに、何も言えず慌てていた俺を見かねて、今日は飲んでいなかった知念が助け舟を出してくれた。
「何寝ぼけてんの、早く送ってってよその酔っ払い」と、いつも通りの知念の声に、皆大爆笑。知念のおかげで、Aちゃんはただの酔っ払いになったわけで……少々心苦しいけれど、これも俺たちのためだ。
涼「……Aちゃんは何も悪くないのにね、ごめんね」
『ん？……なんで謝るの、りょーすけ、』
涼「いや〜……ほら、隠さなきゃいけない恋愛なんて、しんどいなと思ってさ」
「今更か！」と笑えば、さっきまで盛大に酔っ払っていたはずのAちゃんは、ソファから起き上がった。……こういう肝心なときに話を聞いてくれるから、また好きになっちゃうんだよなあ。ずるい、
俺を見つめるAちゃんは、そっと手を伸ばす。小さいけどあったかいその手は、俺の頭に触れた。
『……だったらさ、涼介も謝んなくていいんじゃない？』
涼「そ、かな……」
『うん。誰も悪くない、でしょ？……ふふ、』
「ふわっふわだね、涼介の髪」と笑ったAちゃんは、何度も何度も、まるで「大丈夫だよ」と伝えようとしてくれているかのように俺の頭に優しく触れた。こういうところを見ていると、彼女はやっぱり良き姉なんだなあと思う。
『……さ、もう寝よ？』
涼「うん、そうだね。……ふふ、何か俺、もうAちゃんと住んでるみたい」
『ん〜？』
涼「ずっと一緒にいるね、俺たち」
隣に座って、絡め取るようにその手を掬い上げれば、お互いの温もりが伝わってくる。こうしてAちゃんの存在を感じられるこの瞬間が、俺は何よりも好きだ。きっとこれからも、こうやって手を取り合うのだろうと思えるから。
俺の言葉を聞いたAちゃんは、目を細めて柔らかく笑う。
『ふふ、そんなのこれからもでしょ？』
……本当に酔ってるの？なんて、真っ赤な顔で言うには格好がつかなかった。
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流星(プロフ) - りーさん» りーさん、コメントありがとうございます。本当にお待たせしてすみません…（ ; ; ）楽しみにしてくださるお気持ちに応えられるよう、私なりのペースではありますが、今後も頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします！ (2023年2月4日 3時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちゅんさん» ちゅんさん、コメントありがとうございます。いつまでも応援してくださる方がいて、私は本当に幸せ者です（ ; ; ）お待たせいたしましたが、細々と続けて参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします！ (2023年2月4日 3時) (レス) @page50 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
りー - 更新楽しみに待ってます…！ (2022年8月29日 20時) (レス) id: 6a01619271 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しかったです！この作品とっても大好きです！！これからも応援してます！！！ (2022年5月9日 23時) (レス) @page50 id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - りーさん» りーさん、いつもありがとうございます！有り難いお言葉すぎます（ ; ; ）そうですね、そろそろメンバーにバレてもおかしくないですよね…（笑）入念に計画しようと思います！これからもよろしくお願いいたします！ (2022年3月13日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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