いちばんにあいされたい【野坂悠馬】☆リク ページ22
※社会人設定
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急ぎの仕事があって残業続きだったのが災いし、全ての仕事が終わった金曜日、私は熱を出した。
一晩寝れば良くなるだろうと思いきや、翌日になっても熱は下がらず、むしろ病状は悪化していた。
「は？38.6...？意味わからん。もはやインフルじゃん...」
熱を測り終えて絶望していると、ピンポーン、とインターホンが鳴った。
こういう死にそうになっている時に限って、来客が来るんだよな......
「すみません...今立ち上がる元気も無いんです...宅配便の人だったらまじごめんなさい...」
居留守を決め込もうとした矢先、LINEの着信音が鳴る。
愛しのかれぴっぴ私野坂くん。今貴方の家の目の前に居るの
「は？悠馬...！？」
私は驚いてスマホの画面を二度見した。
重い身体を起こし、ふらつく足で玄関に向かう。
ドアを開けると、ついさっき変なLINEを送ってきた張本人がにこにこしながら立っていた。
「やあ、A。元気にして...るわけないよね」
私は眉をしかめた。
「...なんでいるの？」
「彼氏に向かってその言い草は酷いんじゃないかな」
「そうじゃなくて...今イギリスに出張してるんじゃなかったっけ...？」
「Aが風邪で死にそうになってるって茜ちゃんから連絡を貰ってね。仕事放り出してすっ飛んできたよ」
「...ええ！？マジで！？」
「Aが辛い思いをしている時に仕事になんて構ってられないよ。上司に後は任せたって言ってきたから。問題ないよ」
...それは本当に大丈夫なのか？
減給されそう...てか下手したら飛ばされるんじゃ...と不安が過ぎる。
別の意味で痛くなる頭を押さえつつ、私はとりあえず彼を家の中に入れた。
「そんな無茶しなくても良かったのに...いざとなったら茜ちゃんか西陰くんに助け求めるし」
「...Aは僕に来て欲しくなかった？」
この世の終わりみたいな顔でしょんぼりする悠馬に、私は慌てて言った。
「そんなことない！死ぬほど嬉しい！好き！大好き！」
悠馬は笑って、私をぎゅっと抱きしめた。
熱で思考が回らないのと久しぶりに感じる彼の匂いとで、眩暈がした。
「...風邪、移っても知らないよ」
「Aと同じ菌を共有できるなんてこの上ない幸せだよ」
「...じゃあお姫様抱っこで部屋まで運んで」
「お易い御用だよ」
悠馬があっさりと私を抱き上げる。
首に腕を回すと、悠馬は至極満足そうに微笑んだ。
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チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» 私も杳覇さんが大好きです〜〜〜！！（号泣）鬱陶しいなんてとんでもないです！これからも気が向いたら気軽にコメントしちゃってください！続編の方でもどうぞよろしくお願いします！(*´∀｀*) (2020年5月16日 18時) (
レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 豪炎寺くんが最初っから最後までカッコ良すぎる大好きですこのお話！！！ひえええ次回最終回！？ううっ…楽しみに待ってます(´；ω；`) 短期間で三度目のコメントすみません…！！鬱陶しくなったらいくらでも無視して下さって構いませんので！！チェレステさん大好きd(( (2020年5月14日 20時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» あああ二度もコメントをしてくださりありがとうございます！！とても励みになります(号泣)貴方様のような素敵な読者に楽しでもらえるような執筆を目指してこれからも頑張ります！！どうぞよろしくお願いします！！！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - ああああ豪炎寺くんすでに最高っ…！！すみません感情が昂ってしまい思わずコメントしてしまいました……！！続きが凄く楽しみです！！ずっと応援しています！！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» まだ見てくださっている方がいらっしゃったとは…！！！感謝感激です！！ありがとうございます更新頑張ります！！！ (2020年5月9日 10時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェレステ | 作成日時：2018年6月11日 21時
