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*
"彼女"は、勢い良く僕に抱きついて、顔を胸に埋めた。
「ずっと、探してた...ずっとずっと会いたかったぁ...」
「...Aちゃん、なのか...？」
「うんッ...私だよ、野坂くん...！」
僕は震える腕で、彼女を抱きしめた。
「会えて良かった...退院してすぐ、ひたすら、この街を探し回ってたの」
「いつ...いつ意識が戻ったの？」
「野坂くんと会った次の日の朝。あの後、たぶんすぐに身体に戻ったと思うんだけど...幽霊の私は一睡もしてなかったから、起きるのに時間がかかっちゃったのかも」
「...参ったな。王子様のキスの後すぐに目覚めないなんて、聞いた事無いよ」
僕の呻くような声に、彼女はふっと口元を緩めた。
「迷惑かけてごめんなさい...そして、ありがとう。全部...全部、野坂くんのおかげだよ」
彼女の言葉に優しく微笑みながら、僕はゆっくり言った。
「...目の調子はどう？」
「ああ、やっぱり、前に比べたら大変だけど...でも、右目はちゃんと見えるし。大丈夫、なんとかやってるよ」
彼女は元気良く言って、笑った。
一番心配していたことが聞けて、ほっと安堵する。
僕はAちゃんの目をまっすぐに見て、言った。
「...僕...これからもAちゃんの、王子様で居たいんだけど。ダメ、かな？」
彼女の両手が、僕の頬を包み込む。
そしてゆっくりと___________唇が重なった。
「今のが...私のファーストキスだよ、野坂くん。これからも、ずっと_______私の王子様で、いてください」
Aちゃんは、涙ぐみながら__________幸せと喜びに満ち溢れた顔で、微笑んだ。
*
...どうしてこうなった。
もう一度言おう。
ど う し て こ う な っ た
.........もうこれ短編集じゃなくn(((
今回もおっっっっっそろしく話が長くなってすみませんでした。
なんで長くなるんだろう、野坂きゅんは作者の最推しだから...なのか？
美紅様、遅くなってすみません！リクエストありがとうございました！！
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チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» 私も杳覇さんが大好きです〜〜〜！！（号泣）鬱陶しいなんてとんでもないです！これからも気が向いたら気軽にコメントしちゃってください！続編の方でもどうぞよろしくお願いします！(*´∀｀*) (2020年5月16日 18時) (
レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 豪炎寺くんが最初っから最後までカッコ良すぎる大好きですこのお話！！！ひえええ次回最終回！？ううっ…楽しみに待ってます(´；ω；`) 短期間で三度目のコメントすみません…！！鬱陶しくなったらいくらでも無視して下さって構いませんので！！チェレステさん大好きd(( (2020年5月14日 20時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» あああ二度もコメントをしてくださりありがとうございます！！とても励みになります(号泣)貴方様のような素敵な読者に楽しでもらえるような執筆を目指してこれからも頑張ります！！どうぞよろしくお願いします！！！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - ああああ豪炎寺くんすでに最高っ…！！すみません感情が昂ってしまい思わずコメントしてしまいました……！！続きが凄く楽しみです！！ずっと応援しています！！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» まだ見てくださっている方がいらっしゃったとは…！！！感謝感激です！！ありがとうございます更新頑張ります！！！ (2020年5月9日 10時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェレステ | 作成日時：2018年6月11日 21時
