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そんな日が続いた、ある日のこと。
「野坂君。昨日の数学の宿題のプリント、出してほしいんだけど」
放課後、部活に行こうとしていた僕を、Aちゃんが呼び止めた。
「...プリント？あぁ、そういえばそんなものあったね。忘れてたよ」
Aちゃんが肩を竦める。
「出してないの貴方だけなの。私今日日直で、集めなきゃならないから...早く頂戴」
僕はにやっと笑いながら言った。
「そーだなぁ...Aちゃんがキスしてくれるなら、出してあげてもいいよ？」
彼女が僕の言葉に目を見開く。そして、顔を真っ赤にして叫んだ。
「...はぁ！？なっ、なな、何を言ってるの！？」
「何って...僕、Aちゃんのこと、好きだし。」
「...ッ嘘よ！そうやってからかって...どうせ、他の女の子にも同じようなこと言ってるんでしょ...！」
強気な言葉とは裏腹に、彼女は今にも泣きそうな表情を浮かべる。
僕はため息をついて、Aちゃんを見据えた。
「...僕がそんなめんどくさいこと、すると思う？」
思わず低い声が出た。
びくっと肩を震わせて怯えるAちゃんの頬を両手で包み込んで、上を向かせる。
今、彼女の潤んだ瞳には僕だけが映っている。
その事に、身体が燃えるように高揚した。
「もっかいだけ言ってあげる。僕はAちゃんのことが、好きだ。大好きなんだよ」
彼女の目の淵から、ぽろっと雫がこぼれ落ちた。
「...私も...野坂君が...好き...！」
途切れ途切れになりながらも自分の想いを伝えてくれるAちゃんに、僕は完全に理性が吹っ飛んだ。
「知ってる」
すぐさま、唇を奪う。
僕の制服にぎゅっとしがみつきながらキスを受け入れてくれる彼女を、強く、愛おしく思った。
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チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» 私も杳覇さんが大好きです〜〜〜！！（号泣）鬱陶しいなんてとんでもないです！これからも気が向いたら気軽にコメントしちゃってください！続編の方でもどうぞよろしくお願いします！(*´∀｀*) (2020年5月16日 18時) (
レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 豪炎寺くんが最初っから最後までカッコ良すぎる大好きですこのお話！！！ひえええ次回最終回！？ううっ…楽しみに待ってます(´；ω；`) 短期間で三度目のコメントすみません…！！鬱陶しくなったらいくらでも無視して下さって構いませんので！！チェレステさん大好きd(( (2020年5月14日 20時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» あああ二度もコメントをしてくださりありがとうございます！！とても励みになります(号泣)貴方様のような素敵な読者に楽しでもらえるような執筆を目指してこれからも頑張ります！！どうぞよろしくお願いします！！！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - ああああ豪炎寺くんすでに最高っ…！！すみません感情が昂ってしまい思わずコメントしてしまいました……！！続きが凄く楽しみです！！ずっと応援しています！！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 14ae3b839b (このIDを非表示/違反報告)
チェレステ(プロフ) - 杳覇さん» まだ見てくださっている方がいらっしゃったとは…！！！感謝感激です！！ありがとうございます更新頑張ります！！！ (2020年5月9日 10時) (レス) id: 2dc5e30747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェレステ | 作成日時：2018年6月11日 21時
