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_____龍我side
卒業式も終わり今日は出発の日_____
飛貴「よく眠れた？」
龍我「ん…あんまり(笑)」
空菜「行っちゃうんだね、本当に」
雄登「俺らそれぞれの道に進んでいくけど、すっごくさみしいね」
来なくていいって言ったのに結局3人とも浮所の家に泊まり、見送りしてくれるらしい
空港までは免許取り立ての浮所が送ってくれる
なんとなく身なりはきちんとして行きたくて
今日のためにスーツを買った。
本当はAちゃんのウェディングドレス姿を見たかった。
最後に抱きしめて、きちんとさよならをしてから旅立ちたかった。
飛貴「ねえ、龍我」
龍我「なに？」
飛貴「本当にいいの？会いに行かなくて」
龍我「なに言ってんだよ、いいよ。もう迷惑かけないって決めたんだ」
雄登「お姉さんにとって龍我は迷惑だったのかな？」
龍我「え…？」
空菜「女の子は大事な人に自分の晴れ姿見せたいと思うけどなあ」
龍我「Aちゃんの大切な人は優斗さんだよ。俺はただの弟」
空菜「ほんとにそう思う？」
飛貴「後悔しないように生きないとダメだよ」
そうだ。
いつまでも逃げてちゃダメなんだ。
ちゃんと向き合って
新しいスタート地点に立つんだ。
龍我「ねえ…みんな…まだ間に合うかな…？」
みんなの顔を見ると微笑んでくれていた
飛貴「俺の運転にまかせて！！！ほら、いくよ！！」
空菜「龍我もかっこいい姿見せてあげなよ！」
雄登「スーツにあってるよ」
龍我「みんなありがとう」
時計の針は11時をさそうとしていた。
式場までは1時間、式場から空港まで2時間ちょっとかかる。
空港に15時に着いておきたいから会えるのはほんの少しだけ。
それでもいい。
早く会いたい_____
待っててね、Aちゃん。
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ベル(プロフ) - ここさん» コメントありがとうございます！そのように言っていただけて本当に嬉しい限りです(*´-`)また次のお話も書く予定なのでぜひ見てくださいね！ (2018年10月9日 6時) (
レス) id: e5245eb7ab (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - もう本当に大好きなお話です！こんなに感動して泣いたのは初めてなんじゃないかって思える作品でした！こんないいお話書いてくれてありがとうです！！ (2018年10月7日 10時) (レス) id: 612b00af3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベル | 作成日時：2018年9月16日 16時
