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「何もないけどね？」
「今はわかってる、でもね、あのとき結構泣いたんだよ、私。それに、広臣はそうじゃなくても、向こうは広臣のこと好きだったかもしれないじゃん？」
「不安？」
「それはない、だって私、今すごく広臣に大事にされてるのわかってるもん。だからね、疑ってるとかじゃなくてね、うーん、なんだろう、複雑な乙女心、みたいな？」
「難しいな？」
「(笑)大丈夫だよ、ちゃんと観る。でも私がうっかりやきもち妬いても面倒とか思わないでほしいなーって」
「ん、大丈夫」
本当に、今は不安とか無いけど、少なくからず嫉妬心が出そうな気がして、広臣にわかってほしくて、上手く言えないけど、それでも広臣はそんな気持ちをわかってくれたんだと思う
朝ご飯を食べて、広臣は仕事に行く準備を始める。準備が終わると、マネージャーさんのお迎えまでまだ少し時間があることを確認して、ソファに座った広臣の上に抱き抱えられる
「A、まじで今はAだけだから」
「わかってる。だからちゃんとお仕事してきてね？帰りは夜だよね？ご飯は？」
「ん。あー食べてくると思う。たぶん今日は遅くなる」
「そっか…明日の朝は？早い？」
「今日と同じくらいだと思うよ」
予定を確認しているとマネージャーさんのお迎えが来た。玄関までお見送りに出ると、広臣は行ってきます、とキスを落とした。玄関を出ようとした広臣の手を掴んで引き止める。
「どうした？」
「夜、先にお風呂入って待ってるね。昨日約束したの、着て待ってる」
広臣は笑って、超ダッシュで帰ってくる、と仕事へ向かった。広臣を見送って、私も今日は潤ちゃんのお迎えで空港に向かう。
到着ゲートで待っていると大荷物を抱えて出てきた潤ちゃん
「潤ちゃん、荷物多すぎない？送ればよかったのに」
ー違うの、社長が送るの忘れてたとか言って出発直前に空港まで書類持ってきたのよ、信じらんない！
「それは…潤ちゃんご苦労様…」
それから2人でタクシーに乗って、新しい事務所へと向かう。いよいよ私も新しいスタートが始まる。少しの緊張と、少しの不安はあるけれど、これからが楽しみ！
事務所に入ってまずは片付け。来月のブランドお披露目の準備もあるから、資料を整理する。ある程度の準備は潤ちゃんがしてくれていたから、順調に進んだけど、それでも気づけばもう夜。今日は1人だし、潤ちゃんを誘って食事を済ませて家に帰る。朝の自分の発言を思い出して急に恥ずかしくなった
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あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
