54 ページ5
.
GWに優が来てくれる、それだけで嬉しい。潤ちゃんにお願いをしてスケジュールを調整してもらう。
休みのためにちょっとだけ前後がハードになりそうだけど大丈夫。
そしてあっという間にGWを迎え、優がフランスへとやってきた。空港まで迎えに行くと優は時差ボケでイライラしてる(笑)
ー最悪よ、後ろの大学生、うるせーの、寝かせろって
「きっと楽しみだったんだよ、許してあげて(笑)」
ひとまず私の家に案内すると、優はごめん、寝かせて、とソファに倒れ込む。私も今のうちに休もうとベッドに横になる。気づけば2人で夕方まで寝てしまっていた。
起きると優はソファに座ってTVを見ている。
「ごめん、私も寝ちゃった。何か食べる？」
ーいや、先に寝たの私だし。何かあるの？
「んー？簡単なのならできる。」
ーまじで？覚えたの？
「うん。ほら、広臣とは基本的に家でしか会えないから、作れる方がいいなって思って…料理教室通ってる」
ー臣さん超愛されてんね(笑)
「うん。私、自分が料理するようになるなんて思わなかったもん」
冷蔵庫を見てリゾットを作る。
料理上手な優に食べさせるのは緊張したけど、美味しい、と食べてくれた。
片付けを終えて久しぶりに優とお酒を呑む。乾杯、とワインに口をつけ、話題は広臣とのこと。
ー臣さんとはどうなの？
「んー、忙しいみたいですれ違い」
ー映画だっけ？
「そう、あと、その映画のライブ？結構詰まってるみたいで。私も今忙しいから…会えないから電話だけでも、って思うんだけどね…」
ーしたらいいじゃん
「違うの、たまにかけるけど繋がらないの。きっと忙しいんだと思う。でも、ライブは見にいけるように調整してもらえそうだから、もうちょっと頑張る」
ーそっか、ライブ来れるなら一緒行こうよ
.
.
.
それから3日間、優とフランス観光した。美味しいご飯も食べて、観光スポットと言われる場所を一通り回って、夜は私の家で喋り倒す。やっぱり優と過ごす時間は大好きな時間。
楽しい時間はあっという間で、優はもう日本に帰る日。空港まで見送って、次はライブね、なんてハグをした。
.
.
.
あと1か月もすればライブだ、と思っていると、優から着信が入る。
「もしもし？」
ーごめん、臣さんのこと聞いてる？
「広臣のこと？何？」
ー週刊誌に撮られたって。私もまだ詳しく知らないんだけど、来月会うでしょ？ちゃんと話しな？
週刊誌って何？私、何も知らない…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 547人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
