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帰ってきて早々、甘い雰囲気が漂う。お互い目を閉じて、チュ、チュ、と唇を重ね、広臣の手が私の服にかかった。
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ピンポーン
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来客を伝えるチャイムが鳴り、二人で顔を見合わせ、思わず笑ってしまう。誰だろ、と広臣が確認しに行くと、広臣のマネージャーさんが、直人さんに頼まれてたの忘れてました！、と引っ越し蕎麦を持ってきてくれた。広臣はタイミング！(笑)、なんて笑っていたけど、お腹も空いたし、せっかくなので頂くことにした
「ねー、広臣、そんな不貞腐れないでよ」
「だっていい雰囲気だったじゃん！」
「でも、せっかく頂いたんだもん、美味しいうちに食べようよ」
「それはそうだけど！タイミング！」
なんだか子供みたいな広臣が可愛くて笑ってしまう。
「広臣、今日からずっと一緒にいれるんだよ？だから、ね？機嫌直して？」
相変わらず、むくれながらモグモグしている広臣。広臣の方が年上なのに、可愛い、なんて思ってしまう
「広臣、私も広臣と住むの楽しみにしてたの。だから、ね？食べてからでも時間、いっぱいあるから。今日は、同棲初夜だよ…？」
そう言った私をジーっと見つめてニヤリ、と笑った広臣
「そうだね、初夜じゃん。時間、いっぱいあるね？」
そう言って、さっきとはうって変わってご機嫌になる。やっぱり直人さんの知ってる店はうめー、なんて言いながらご機嫌でお蕎麦を食べ始めた。単純だな、なんて思いながら、私も箸を進めた。直人さんのお蕎麦のおかげでお腹もいっぱい。ソファに座って広臣と向き合う
「ねぇ広臣、一緒に住むから、お金のこととか、家のこととか、ちゃんと決めない？」
「んー？別にお金のことは俺が払うからいいよ、気にしなくて」
「だめだよ、払わせてよ」
「いや、全部俺が払う手続きしてるから。でもその代わり、1日1回でいいから、毎日Aのご飯食べたい。料理教室、通ってくれたんでしょ？だめ？」
「んー…納得いかないけど…本当に広臣はそれでいいの？」
「それが、いい」
「ん、わかった。じゃあ、朝と夜は私、作るね？時間と、要らない日は早めに教えて？お金の面は甘えさせてもらうから、家事は私がするね」
お金は要らない、という広臣に納得はいってないけど、広臣のことだから渡しても受け取らないだろうし、お言葉に甘えさせてもらおう
「じゃ、決まったし？Aさん、初夜始めませんか？」
そう言って広臣は私の手を引くと、お風呂へと向かった
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あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
