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フランスで過ごす最後の夜。ここに泊まるはずだった広臣は、日本のTVカメラが同行しているとかで来れなくなった。一緒に過ごせる予定だったのに、寂しいな…でも、明日からはずっと一緒、大丈夫、そう思いながら月を眺める
広臣と出会ってから、寂しくても、辛くても、苦しくても、どんな時だって、このテラスから月を眺めていたら頑張れた。広臣が見てくれている気がして、離れていても一緒だよ、って言ってくれている気がして
ちょっとだけ懐かしい気持ちに浸っていたら、チャイムが鳴った。誰だろう、と思い玄関を開けると、広臣と岩田さんが立っていた
「え？来れないんじゃなかったの？」
「2人で飲みに行くって巻いてきちゃった(笑)」
ちょっと悪戯に笑う広臣と、巻き込まれた岩田さんを迎え入れる
「ごめん、なにもないの…」
「大丈夫、顔見にきただけだから」
「岩田さんも、ごめんなさい」
ー気にしないで(笑)さっき食事もしてきてるから
「A、何してたの？」
「月、見てた。綺麗だよ、満月じゃないけど、大きくて綺麗なの、広臣も見る？」
そう言ってテラスに案内する。岩田さんはごゆっくり、なんて部屋のソファに飛び込んだ
広臣と並んで月を眺める
「ここからね、よく見てたの。仕事上手くいかないときとか、ホームシックで寂しかったときとか。見守ってくれる感じがしてね、ここから見る月が好きだったの」
「そっか、ここで聞くのもどうかと思うけど…A、後悔しない？日本に帰ることも、結婚、することも」
広臣が不安そうな顔をして聞く
「しないよ、後悔なんてない。私思うの、広臣は月だって言われるでしょ？きっと私、だから広臣のこと、無意識に好きになったんだと思うの。広臣と離れてた間もね、ずっとずっと、月見てたの。そしたら頑張れた。寄り添ってくれてる気がしてね、頑張れたの。
私、広臣が思っているより、ずっと広臣のこと大好きだよ。愛してる、ずっと広臣だけだよ、こんなに好きなの。言葉だけじゃ足りないくらい、大好きなの。
だから、後悔なんてないよ。私、きっと今、世界で一番幸せだもん。だから、広臣にも、私と一緒になること、後悔しないで欲しいの。どんなときだって、広臣の一番側に寄り添っていたいの。だから広臣を選んだんだよ？」
「そっか、…それならよかった、安心した。明日から、よろしくな？」
「うん、こちらこそ。いっぱい迷惑かけるけど、よろしくね？」
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あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
