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「A、…月が綺麗ですね」
照れたように広臣が言う
「yours…」
有名なセリフ。自分の人生でこんなロマンチックな言葉、言われる日が来るなんて思わなかったし、自分が言うこともないと思ってた
でも、改めて思う。もう私は広臣なしでは生きていけない、と。広臣がいない世界ならば死んでもいい、と
月の光で照らされた2つの影が1つに重なって、広臣の温もりが包んでくれる
「帰ろっか」
もう一度握り直した手の温もりが、どうかずっと続きますように
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翌朝、ご飯を食べながら広臣とこれからの話をする
「A、いつ頃帰ってこれそう？」
「年明けたらすぐのつもり。いいかな？」
「俺はいつでも大丈夫、待ってるな？」
「うん、年明けたら広臣忙しいんだよね？」
「まぁツアーあるしな。でも一緒の家に帰るんだし、心配いらねーよ」
広臣の言葉に安心する。やっぱりどこかで不安があったから。それでもいつだって、広臣は欲しい言葉をくれる
ご飯を食べ終えて、お昼の飛行機で帰る広臣を空港まで見送る。寂しいけど、もうすぐ帰る場所は同じになる。あと少し、頑張ろう
「来てくれてありがとう」
「約束したし」
「それでも、嬉しかった。忙しいのにごめんね」
「俺が会いたかったから。あとちょっと、頑張ろうな？帰ってくる日、決まったら教えて？」
「うん、決まったらすぐ教える。気をつけて帰ってね、」
広臣の背中を見送る。あと少し、こっちで頑張らないと…
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12月に入り、潤ちゃんとブランドお披露目の準備を進める。ご挨拶も兼ねてお披露目のパーティーをすることになった。会場を押さえて、招待状を準備する。
ーA、ホテルと調整ついたわ。パーティーは2月1日。招待状はファッション誌関係とモデルさんをメインに送っておくから
「わかった、引っ越しいつにしよう…」
ーそれなんだけど、1月中旬にDiorのショーが入ってるの
「じゃあショー終わってにしようかな？広臣と相談しとく」
潤ちゃんにスケジュールを確認して広臣に連絡すると、広臣もショーを見にくるらしく、同じタイミングで帰国することになった。潤ちゃんに伝えると、いよいよね、と背中を押された
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慌ただしく年が明け、今日がフランス生活最後のお仕事。Diorのショーに立つ。フランスに来ていろんな経験をさせてもらった。そんな大切な場所での区切りになるお仕事を、広臣も見てくれている中、無事に終えることができた
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あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
