74 ページ25
.
脱衣所に入るなりバスローブを脱ぎ、私の服にも手をかける広臣に抵抗する
「ま、待って、広臣、恥ずかしい」
「やだ、待たない、待てない」
「なにそれ？！」
「ほら、早く。久しぶりにシャンプーしてあげるから」
そう言って起用に服を脱がせると、恥ずかしくて抵抗する私を抱えて浴室に連行する。
そのままシャワーを出してお湯加減を確認すると、そのままシャンプーを始めた。久しぶりに一緒のお風呂でただでさえ緊張するのに、広臣はわざわざ正面から抱きしめたままシャンプーをするから、肌が密着して、恥ずかしさが増す。
どうしようもなく恥ずかしくて下を向くと広臣は、そんなに見ないで？とイタズラに笑う。違う、見てない、と顔を上げると、広臣はやっとこっち見てくれた、と優しくキスを落とした。
シャンプーも、トリートメントもして貰って、2人で湯船に浸かる。恥ずかしさもだいぶ慣れてきた
「こういうのも、久しぶりだね」
「俺はずっとしたかったけど」
そう言って抱き寄せると、チュ、チュ、とキスが降ってくる。
「明日もする？」
「Aからお誘いなんて珍しい(笑)ぜってーだからな？やっぱ無しとかナシな？(笑)」
「ん、約束ね」
そのまま抱き抱えられお風呂から上がると、バスローブを着せられ、前と変わらず丁寧にドライヤーをかけてくれる。
「やっぱり広臣にしてもらうのが1番だね」
誰よりも広臣にしてもらうのが安心する。
ドライヤーを終えると、広臣に横抱きにされベッドまで運ばれる。ベッドに下ろされ、広臣はキスをすると、そのまま私の上に跨ってバスローブに手をかけた。
「待って、広臣、明日もライブでしょ？」
「あーうん…でもさ、明日中止決まったの」
「え、中止？」
「うん、台風で。だからさ…A、いい？」
広臣の問いかけに頷くと、バスローブの紐が解かれた。
.
.
.
.
翌朝起きると、久しぶりに感じる腰の痛みと独特の倦怠感。懐かしさと同時に幸せを感じていると、広臣が目を覚ました。
「おはよぉ」
「はよ、何時？」
「8時だよ、…今日も見たかったな」
やっぱりライブを見れないのは残念。でも安全を考えると仕方ない。
「広臣、今日どうするの？」
「んー？ホテル待機だからずっとAといるつもりだけど？」
「ふふ(笑)嬉しい」
朝ごはんはルームサービスを頼むと言う広臣に、バレたらいけないから、と伝え朝ごはんのために優の部屋に戻る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 547人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
