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「あの男、断れる？早く断ってよ」
「電話、させて？」
急かす広臣に言われるがまま、彼に電話をする。
1コールで出た彼は察したのだろう
「あのね、大事な話があるの」
ー今日の彼のこと？
「うん、やっぱり彼じゃなきゃダメみたい、私」
ー気持ちはもう変わらない？
「うん、ごめんなさい」
広臣は我慢できないのか、ほっぺたにキスをする。こういうところ、変わってないな…大好きな広臣のまま。
ー僕たちは恋人じゃなくなるけど、ビジネスパートナーとしてはよろしくね？
「もちろん。本当にごめんなさい」
電話を切って、ちゃんと断ったことを伝えると、安心したのか広臣の肩の力が抜ける。そんな広臣が愛しくて、唇を重ねた。
「もう、私は広臣だけのモノだよ」
そう伝えると広臣はもう一度、きつく抱きしめてくれる。
「広臣の匂い、変わらないね、安心する」
広臣の胸に顔を埋めていると、広臣が笑う
「Aもそれ、変わんねーじゃん(笑)」
その言葉に顔を見合わせて笑う。
「広臣、いつまでいれるの？」
嬉しすぎて肝心なこと、忘れてた…
「ごめん、明日の夜帰んないと…」
「そっか…また、来てくれる？」
「来るよ、絶対来る。約束する」
「うん、約束ね」
小指を広臣の小指に絡める。それからこの2年近く、離れていた間の話をした。広臣は三代目で相変わらず大活躍していたらしい。それからソロプロジェクトも。
「今、ソロでツアーしてんの。どこか来れる？」
「どうだろう…今すごく忙しいの、優に聞いてない？私、来年日本に戻ろうと思ってて…」
「戻ってくんの？聞いてねー」
「ブランドのことは？」
「なにそれ？ってまぁそうか、優ちゃんと全然会ってなかったし。久しぶりに会ったらいきなり、Aが結婚するって聞かされたんだよ」
何も知らないらしい広臣に説明する。
「じゃあ、Aは来年ブランド立ち上げて日本に帰ってきて、仕事も日本でやんの？」
「うん、仕事で海外はもちろんあると思うけど、拠点は日本に移すよ。社長が日本にも事務所置いてくれるって。だからね、結構バタバタなの」
広臣のツアーは潤ちゃんに相談してみよう
「それでね、広臣、私日本で住む家探さなきゃいけないんだけど、どこら辺がいいんだろう？便利さ？とかセキュリティとかよくわからなくて…」
「いや、結婚するんだから一緒に住めばよくない？」
広臣の言葉にハッとする
「あ、そっか…でも、事務所とか…大丈夫なの？」
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あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
