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婚約者の彼とデートを終え、アパートに帰ると玄関の前に人影。私に気付くと、私の大好きだった声で名前を呼ぶ。隣にいた彼は何かを察したのだろう、今日は帰るよ、と帰って行った。
私が1人になったのを確認して、もう一度私の大好きだった声が名前を呼んだ。
「A、話がある」
外で話すのもどうかと思い、迷ったけれど部屋に上がってもらった。今更何の話をするんだろう…怖くて顔を見れずにいると、後ろから腕を掴まれた。
「結婚、するの…？」
…知ってたんだ。優に聞いたのかな？
「する、つもり」
そろそろ彼にも返事をするつもりだった
本当に、するつもりだった
「俺じゃ、ダメ？」
広臣に言われるまでは
「何、言ってるの？…私達、もうとっくに別れてる」
嬉しいのに頭がついていかない
「わかってる、わかってるけど！わかりたくねぇよ…酷いことして傷つけて、自分勝手なのはわかってる。でも、他のヤツに渡すとか考えたくない」
「今更でごめん…優ちゃんにA、結婚するって聞いて…急いで来たから、かっこいい言葉も、ロマンチックなプロポーズの言葉も、…指輪もなんもないけど…A、俺と結婚してよ、他のヤツと結婚とか…しないで…」
今更そんなこと、言わないでよ
決心が鈍ってしまう…
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「それは、ごめん…本当にごめん…浮気しといて都合いいのもわかってる」
「それでも、Aと結婚したい。絶対、絶対もう、悲しい思い、させないから…お願いだから、他のヤツと結婚なんてしないでよ…」
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「広臣は、ずるい…」
「っ、ごめん…」
どうして謝るの…こんなに嬉しいのに…
「いつも、いっつも！嫌いにさせてくれないっ…なんで、何でもっと早く来てくれないの？ずっと…寂しかった！絶対、広臣のこと、浮気したやつなんて、許さないって、思って…やっと、やっと前に進めるって、思って、なのに…」
「広臣じゃなきゃ嫌だ…」
あんなに諦めようと思っていたのに
諦めなきゃいけないと思っていたのに
「ごめん、まじでごめん…結婚、してくれる？」
「する、したい…広臣がいい…」
諦めさせてくれないね
「ん、結婚しよ、俺と」
「ねぇ、苦しいよ…」
「我慢して、離したくない」
苦しい程に抱きしめられて、離してくれない。懐かしい温もりにまた体温が上がる。私にはやっぱり広臣しかいないみたいだ
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あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
