51 ページ2
.
気づけばそのまま眠ってしまっていて、起きるともう夕方。隣でまだ寝ている広臣のほっぺたを指で突っつくと目を開ける。
「あ、起きた…(笑)おはよぉ」
「はよ、今何時？」
「んー？6時すぎだよ」
「まじか、結構寝ちゃったね。ご飯どうしよっか？」
服を着ながら広臣が言う。
なんでもいいよ、と伝えると出前のメニューを持ってきてくれる。久しぶりに日本食を食べたいな、と思いメニューを探すとお寿司かお蕎麦。
「決まった？」
「お寿司かお蕎麦で迷ってる…広臣は？」
「Aに合わせるよ」
どうしよう…悩むなぁ…結局悩んで夜だし軽めにお蕎麦にした。広臣に注文してもらって、届くのを待つ。
「今日のA、ちょー可愛かったわ」
「恥ずかしいからやめて？」
ソファに座って広臣に向かい合わせで抱き抱えられる。
「A、お姉ちゃんに教えてーって頼んだの？」
「どうでもいいじゃん、恥ずかしいよ…」
「なんで？俺は嬉しかったけど。ちょっと会わない間にこんなにエッ チになっちゃってー」
「やだ」
「Aのお姉ちゃんに感謝だわ」
「もぅ忘れてよ！」
言い合いをしているとお蕎麦が届いて、2人で並んで食べる。やっぱり日本食って美味しい。
片付けをして、広臣に連れられてお風呂に入る。何回入っても恥ずかしいけど、広臣のシャンプーは本当に気持ちいい。
「さすが元美容師だよね、トリートメントも広臣にしてもらった方がツヤツヤだもん」
「Aのためならいつでもしてやるよ？」
「ありがとう」
広臣に後ろから抱きしめられ、湯船に浸かる。首筋に広臣が顔を埋め、チクっと痛みが走った。
「広臣？」
「ん？ダメだった？」
「ダメじゃないよ、嬉しい」
その一言に広臣は背中にチュ、チュ、と何度も口付けて痕を付ける。満足したのか広臣は跡を指でなぞり、マーキング(笑)と優しく笑った。
お風呂から出て、広臣にドライヤーをしてもらう。この時間がたまらなく好きだと、いつも思う。
ドライヤーをかけ終えた広臣にぎゅっと抱きつく。
「どうした？(笑)」
「好き、大好き広臣、帰りたくない…」
「俺も、帰したくないよ。でもそういう訳にもいかないじゃん？」
「ん、わかってるけど」
「またすぐ会えるから、な？」
「会いに来てくれる？」
「うん、行くよ」
「絶対？」
「絶対行く」
「約束ね、」
広臣の胸元に強く口付けた。
「私も、マーキング」
そのまま広臣に抱きしめられ、ベッドで朝を迎えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 547人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あさみ(プロフ) - 桃花さん» ありがとうございます^ ^ゆっくりな更新になりますが、楽しみにしていただければ嬉しいです^ ^ (2020年3月26日 2時) (
レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» と、思いきや、の展開です(笑)なんだかんだ、優ちゃんは臣さんの味方です(笑) (2020年3月26日 2時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
桃花(プロフ) - いつも楽しみに見させて頂いています！裏の方も更新楽しみにしています！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 2500a90546 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - あ、、この流れは、、(￣▽￣) (2020年3月24日 19時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - shireyさん» なんとか元サヤに無事おさまりました(笑) (2020年3月15日 16時) (レス) id: b0a7e1376c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あさみ | 作成日時：2020年3月12日 14時
