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32。 ページ32

作間side









「見ちゃった。」









どこからか聞こえてきた声。









作間「盗み聞きか。」







猪狩「人聞き悪いな、たまたまだよ。」









きっとガリさんは全て見抜いているのだろう。









猪狩「まさか、那須とAちゃんが幼なじみだったとはね。」









作間「それは俺も驚いたよ。」









今まで一言もそんなこと言ったことなかったから。









壁によりかかっているガリさんの横に並ぶ。









猪狩「好きなんでしょ、Aちゃんのこと。」









作間「根拠は?」









猪狩「作ちゃん、ココア飲まないから。」









作間「俺だって、ココアくらい飲むよ。」








猪狩「毎日、同じ甘いものを飲む人じゃないでしょ。」









作間「あれ、そこまでバレてた。」









猪狩「みんな気づいてるよ、HiHiは。」








作間「じゃあ好みが変わったって言わなきゃ。」









こんなテンポのいい会話は、ガリさんとじゃないとできない。









猪狩「……なんで言わなかったの、好きだよって。」









作間「俺が那須に言う意味。笑」









猪狩「宣言しちゃえばよかったんだよ。幼なじみ味方にしちゃえばこっちのもんじゃん。」









作間「逆だよ。」









猪狩「え?」








作間「那須は敵だよ。那須もずっと嘘をついて生きてきてる。」

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作者名:森野なつめ | 作成日時:2021年1月1日 23時

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