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Aside








なんとか電車が来る前のホームにたどり着きほっと胸を撫で下ろす。









「Aちゃん……!!」









後ろから呼ばれた声に思わず肩が上がる。









ゆっくり振り返ればそこには作間くんの姿。









A「作間くん……?どうしたの??」









作間「……なんかちょっと気になっちゃって。」









A「気になる……??なにが??」









作間「……Aちゃんのこと。」









少し照れたように目を逸らして頭を搔く作間くん。









A「……わ、わたし??」







まさかの解答に驚いて、なぜか私も慌ててしまう。









これって、そういう意味じゃないよね、?









作間「一応夜だし、ここ渋谷だし。女の子1人じゃちょっと心配で……。」









A「毎日ひとりだから、そんなこと気にしなくてよかったのに……。」









作間「……俺もこの電車だからさ、一緒にって思って。」









彼はきっと心の中から優しいが溢れている人のように感じる。









なんだかキュンキュンというよりも温かいって言葉の方があってる気がする、今の私の感情。









A「……じゃあ、一緒に帰ろっか。笑」









作間「うん、一緒に帰ろう。笑」









なんだか不思議な作間くんの空気が優しく私を包み込むのを感じた。

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作者名:森野なつめ | 作成日時:2021年1月1日 23時

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