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店内は昼時だからか人が多く、数人は待っているようだったが、1人席は空いているようだったために直ぐに座ることが出来た。
賑やかな店内にはBGMもかかっていて、少しうるさい方が落ち着く自分にはもってこいである。
注文を軽く済ませると待ち時間はお絵描きタイムである。隣の席の賑やかな話し声を聴きながら、ゾムさんを描きあげる。
うん、案外かっこよくかけたのではないだろうか。
次にロボロさんを隣に描いたところで料理がやってきた。
……絵に反応したあの店員さんは国民なのだろうか。
｢ん、美味っ……これ何つこてるんやろ｣
思わず独り言が出る。
料理は得意ではあるが、自分で研究したり、考える料理は苦手である。
本やネットのレシピなどは再現出来ても、舌が弱いのかお店の味を再現できたりはしない。
｢うまっ、ここ当たりやん!｣
｢そうですね!〜〜なのも〜〜で!｣
｢俺は奢らんで、〜〜やし、勘弁してや｣
隣の席の人もはっきりとは聞こえないが同じような感想を持っているらしい。
満腹になったところで席を立つ。
値段の良心的なこの店は、また来たいと思わせるには十分だった。
あと店員さんが美人でした。
近くの画材屋に入ると、珍しいものが沢山売っていて、なかなかに迷ってしまった。
結局一目惚れしたワインレッドの透明水彩と、新しい筆を数本購入して店を後にした。
デジタル中心の仕事だが、たまにBOOTHでアナログ絵を出品したりもする。
今日は当たりだなと思ってほくほく顔で帰ると、来客がいるようだった。
ドアの音で気付いたのか、弟が顔を出す。
｢おかえり兄さん、今日は外行っててんな｣
｢せやねん、今日は早いなトンちゃん｣
時間は5時半あたり。
お客さん?と聞くと、後ろから長身イケメンが飛び出してきた。
｢トントンのお兄さんか!!あ、どうも"コネシマ"ですぅ!!｣
ふぁっっっっなんて声がリアルで出た。
トンちゃんは苦笑いしているが、笑えない。
｢ﾄﾞｳﾓ、兄ﾉAﾃﾞｽ。｣
｢兄さん、カタコトになってんで｣
クスクス笑う弟。こちとらキャパオーバーである。
｢いやぁ〜、トントンと一緒に住んどるって聞いてお会いしてみたかったんですよね、うん｣
コネシマさんが敬語や、やべぇ。
生のｳﾝや。やべぇ生コネシマやぁ。
｢ｿﾚﾊｳﾚｼｲﾃﾞｽﾈｰ……あ、ご飯作らなあかん｣
｢あ、手伝うわ。シッマはその辺座っとき｣
｢おう、任せとけ｣
何をやねんって突っ込みたくなる気持ちを抑えてキッチンに駆け込む。
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瑠璃 - あ、好きです(突然の告白)いや、もう天才がここにもいらっしゃった… (3月14日 7時) (
レス) id: 24fffa413e (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 螺旋階段さん» ありがとうございます!励みになります( *´꒳`*) (2022年9月5日 7時) (レス) id: 6699ab9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
螺旋階段 - ｳｵ…自分も絵かいたりするのでめっちゃ刺さりまし…ჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)すかさず高評価😇✌️ (2022年9月1日 2時) (レス) @page15 id: cd1a60fe59 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 神魅愛さん» ありがとうございます!不定期更新ですが温かく見守ってください!! (2022年8月18日 13時) (レス) id: 6699ab9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
神魅愛(プロフ) - 推しの兄になれたとか最高()右のお星様をぽちっとしときました！お体に気をつけてこれからも頑張ってください！！ (2022年8月17日 19時) (レス) id: 35cd5650de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅雨 | 作成日時：2022年7月29日 23時
