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「んじゃー、またなー」
「A、また遊ぼな」
「おう、気付けて帰りや」
「もちろん。楽しみにしてる！」
明るい笑顔を残して帰っていった二人の背を見送り、少し遅めの夕食を兄弟揃って食べる。
なんだかずっと長くこうして暮らしてきたかのように生活に馴染んでしまった。兄弟揃ってお互いの隣がなんやかんやで一番落ち着くのかもしれない。
「いやぁ、最近僕我々だと絡みすぎてへん？」
「まぁ、確かにな。俺はあいつらが兄ちゃんに迷惑かけへんかだけ心配やけど。」
迷惑だなんてことはないが、それなりに緊張もするし楽しすぎて疲れるということはある。
なかなか個性豊かだから、飽きることはないけども。
「なぁなぁ、兄ちゃん。この前あいつらにあげてた色紙俺にも描いてや。」
「ん？ええよ。愛を綴った長文添えとくわ」
「それは別にいらん」
「いや兄ちゃんからの愛素直に受け取れよ」
「いやー、いらんなぁ」
「そんなん言ってるから一生童t……」
清々しいほどの笑顔を向けられたので黙っておく。
しかし本当にこの弟は手が掛からない。少年期も特に周りに迷惑がかかることはしなかったような？
もしかするとブラコンすぎて自分が気付いていないだけなのかもしれないが…。
「てかほんまに兄ちゃん俺のこと好きよなぁ。気持ち悪いくらい。」
「待てや、お兄様に向かって気持ち悪いとはなんや」
「だって…なぁ？」
「俺はブラコンを悪い事とは思わんで。だって今日もトンちゃんが可愛いから！」
そう張り切って伝えると苦笑を浮かべる弟。僕は別にトンちゃんにちゃんと愛が伝わってるんやったら気持ち悪いなど言われても構わないのである。
第一、本当にそうは思われていなさそうだし？トンちゃんも俺のこと大好きやし？相思相愛やろ。美しき兄弟愛やな。
「まぁ、兄ちゃんのそういうとこ嫌いちゃうけど」
「ほぉ…つまりは好きと」
「なんでそうなんねんww」
軽く小突かれるが兄ちゃんは笑ってくれて嬉しいぞ。
ただ、確かに毎日のようにこうやって弟LOVEを全面に出していると慣れるだろうし、たまには冷たくしてみても可愛い弟が見えるかもしれない。驚いてくれるだろうか。まぁしないけど。
「さてと、兄ちゃんは今からお仕事ー」
「おん、頑張れ。神絵製造機」
「なんやろ、褒められてんのか道具扱いされてんのかわからんな」
ひらひらと手を振って見送られる。我々だのプレイリストでも流しながら作業するかー。
続く (更新停止中)
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瑠璃 - あ、好きです(突然の告白)いや、もう天才がここにもいらっしゃった… (3月14日 7時) (
レス) id: 24fffa413e (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 螺旋階段さん» ありがとうございます!励みになります( *´꒳`*) (2022年9月5日 7時) (レス) id: 6699ab9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
螺旋階段 - ｳｵ…自分も絵かいたりするのでめっちゃ刺さりまし…ჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)すかさず高評価😇✌️ (2022年9月1日 2時) (レス) @page15 id: cd1a60fe59 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨(プロフ) - 神魅愛さん» ありがとうございます!不定期更新ですが温かく見守ってください!! (2022年8月18日 13時) (レス) id: 6699ab9bf2 (このIDを非表示/違反報告)
神魅愛(プロフ) - 推しの兄になれたとか最高()右のお星様をぽちっとしときました！お体に気をつけてこれからも頑張ってください！！ (2022年8月17日 19時) (レス) id: 35cd5650de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅雨 | 作成日時：2022年7月29日 23時
