◇107 ページ37
淳太side.
｢遅かったけど、何かあったん？｣
流｢…何でもないで？大丈夫やから…｣
｢…そうか？｣
流星がトイレから戻るのが少し遅いと思って
俺が代表で流星の様子見に来たんやけど…
大丈夫言うてるけど、何か考えとる気がする…
流｢…………なぁ淳太。協力してくれた警察の人の連絡先って分かる？｣
｢!!な、何で？｣
流｢…今はまだ無理やけど、後々話せるかもしれへんから…その時は自分から連絡したいねん｣
｢…そっか。後でメモに書いて渡すな？けど、ホンマに無理はせんくてええから｣
流｢…おん｣
｢それじゃ、皆心配しとるから、はよ病室戻ろ？｣
それから、面会時間ギリギリまで皆で流星の病室におった
流星は途中何度も寝てたけど…
寝とる時に改めて流星のことを見ると
痩せ細ってて…顔色悪くて…ホンマは辛いんやと思う
やから、そんな流星にこれ以上負担はかけたないねん
照｢…そろそろ帰るな？｣
重｢じゃあな流星！ちゃんと休んでや？｣
望｢またな｣
流｢おん…なぁ｣
濱｢どうしたん？｣
流｢…明日も来る？｣
全員『!!』
俺らは流星の問いに一瞬動きを止めた
明日は昼から記者会見の日…
このことは流星には話してへん
流星の携帯は壊れて見つかったし、病院に頼んで流星の病室にTVは置いてへんから知らんはず…
｢…すまん。明日は昼から仕事あるねん｣
流｢…もう仕事再開するん…？｣
神｢ラジオ収録だけやけどな｣
流｢……そうなんや｣
望｢ごめんな？流星……明後日は絶対来るから｣
流｢そんな頻繁に来なくても大丈夫やで？｣
重｢俺らが来たいんや！｣
流星に言ったら自分のせいで俺らがとか、自分を責める可能性が高いから
やから俺らは流星に嘘をついた
嘘つかんって約束したのに…破ってごめんな？
｢じゃあな｣
流｢…おん｣
そして俺らは流星の病室を出た
その時の俺らは誰一人気付かんかった
俺らが病室を出て扉を閉めきる時に流星が呟いた言葉を
流星も俺らに嘘をついとったことを
それと…
何で急に警察の人の連絡先を聞いてきたのか……
全て分かるのは…
本来は居らんはずの場所に流星が現れた時やった＿＿＿……
流｢………皆、また明日な…(ﾎﾞｿｯ
弱い俺に…少しだけ、力貸して…………(ﾎﾞｿｯ｣
.
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メイ@(プロフ) - yuinayuina0128さん» 読んでいただけただけでなく、こちらの作品にもコメントをしていただけるなんて…本当にありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです^_^ (2020年5月4日 20時) (
レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
yuinayuina0128(プロフ) - めっちゃ感動しました!!めっちゃ泣きました。笑 次のお話楽しみにしてます！もうでてるかもしれないですけど！笑 (2020年5月4日 19時) (レス) id: d6cfde0590 (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - みたらしさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて凄く嬉しいです！こちらこそ、作品を最後まで読んでいただき、ありがとうございました (2020年1月13日 21時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - 本当に感動しました(泣)とても、いい作品でした！更新、お疲れさまでした。 (2020年1月13日 20時) (レス) id: 78aa7cde15 (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - 鞠莉さん» ありがとうございます！新作はもう投稿されているので、気が向いたら読んでやってください。 (2019年8月17日 23時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2019年6月6日 13時
