◇96 ページ26
望side.
｢はっ、っ…｣
重｢望落ち着きや！｣
やけど、神ちゃんの足が血で赤くっ…
伊東のナイフに血がっ…
ｺﾞｯｶﾞｯｶﾞｯ
重｢照史！｣
｢っ｣
照史が神ちゃんを庇って古谷の暴行を一人で受けとる…
助けたいのにっ…血を見ただけで動けへんっ
流｢も、やめて下さい…｣
｢!!流、星？｣
伊東｢は？｣
流｢俺を好きにしてええ…伊東、さん達のものやからっ
やからっ……｣
照｢何、言ってんねんっ……｣
重｢流星を渡すわけないやろ！｣
流｢……やから、これ以上っ…皆、傷つけんでっ、
下さいっ(涙目｣
後ろ手で手錠をかけられとるのに、その手で俺の身体を押して俺の腕から降りようとしとる…
流星の身体が震えとる…
何よりも怖いハズやのに、こんなボロボロやのに
流星は俺らを守ろうとしてくれとる
＜流｢……約束や。こんな俺やけど、皆と一緒にいたい。
やから…助けて｣＞
｢っ｣
何やっとんねん…
守る守る言うといて…俺はいつも口ばっかやんっ
ｷﾞｭｯ
流｢望？｣
｢嫌やっ…俺が流星を守るんやっ｣
重｢望…大丈夫なん？｣
｢おんっ｣
状況は最悪や…
けど、動ける…この状況どうにかせんと…
皆も心配やけど、皆から流星を任されたから何とかせなっ
淳太が言っとった応援が来るまで
照｢っ、俺らは大丈夫やから行け｣
古谷｢余裕だな｣
伊東｢…今更頼まれてもこっちも聞く気はないわ｣
流｢っ…｣
重｢…望。逃げるで(ﾎﾞｿｯ｣
しげの言葉に頷くと同時に、しげがまた窓に近づいて力一杯鍵を回そうとする
伊東｢…この家の窓はどれも開かんで？｣
重｢っ｣
伊東｢…とくに自分等は最初に俺らに刃向かったよな？｣
伊東がゆっくり近づいてくる
伊東の言う通りなら、出口は一つだけ…
やけど、その入り口の方向には伊東
重｢俺が抑えるから、望はその隙に行きや｣
｢！けどっ｣
流｢っ…しげ、アカンっ……も、やめて…｣
重｢大丈夫やで？｣
こんな状況なのに、しげは流星を見大きゃんスマイルを向ける
伊東｢…先にやったるわ｣
重｢……いつまでもお前の思い通りにならへん｣
ﾋﾞｭｯ
伊東がナイフをしげに向かって振ってきた
それをしげは、得意のボクシングの動きで避けて、ナイフを持っとる伊東の腕をおさえる
それを見たと同時に俺は走り出した
そして、伊東の横を通りすぎた時
ｻﾞｼｭｯ
ｽﾞｷｨｨｨｨ
｢!!〜〜〜〜〜〜っ!!｣
.
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メイ@(プロフ) - yuinayuina0128さん» 読んでいただけただけでなく、こちらの作品にもコメントをしていただけるなんて…本当にありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです^_^ (2020年5月4日 20時) (
レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
yuinayuina0128(プロフ) - めっちゃ感動しました!!めっちゃ泣きました。笑 次のお話楽しみにしてます！もうでてるかもしれないですけど！笑 (2020年5月4日 19時) (レス) id: d6cfde0590 (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - みたらしさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて凄く嬉しいです！こちらこそ、作品を最後まで読んでいただき、ありがとうございました (2020年1月13日 21時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - 本当に感動しました(泣)とても、いい作品でした！更新、お疲れさまでした。 (2020年1月13日 20時) (レス) id: 78aa7cde15 (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - 鞠莉さん» ありがとうございます！新作はもう投稿されているので、気が向いたら読んでやってください。 (2019年8月17日 23時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2019年6月6日 13時
