�� ページ17
重岡side.
散々殴られた後、俺らは一旦房に戻って
それぞれ今日の割り振られた仕事に向かった
俺は外のブランコ付近周辺の掃除しとるんやけど…
ｽﾞｷｯ
｢いった…｣
流｢…はよ終わらせないとまた何かやられるで｣
｢お、おん｣
いつもは同じ房の奴同士やのに、何故か今日は藤井と一緒
俺的には嬉しいし、また話したいんやけど
藤井はさっきのこともあり機嫌が悪くて話が続かない
｢…神山は大丈夫なん？｣
流｢…仕事ないから房で休んどる｣
｢そっか…｣
流｢…｣
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ
『!!藤井おった！』
流｢あ？｣
看守が一人走ってこっちにやって来たんやけど…
コイツ…さっき俺らのこと殴ってきたやつらの中におったよな？
雰囲気ちゃうけど、何の用や？
『藤井。弟が病院に運ばれた』
流重『!!』
『車に引かれたらしい。頭の骨が折れて入院しけるけど、危ない状態らしい』
流｢なんやと!!俺、行かんとっ｣
『それは無理だ！看守長に聞いてみたが、特別外出許可は出せないと…』
流｢そんなっ｣
藤井の顔色が悪い…
この前星の話の時に弟がおる言うた時、藤井優しい顔しとった
それだけ大切なんや
なんとか弟の所に行けへんのかっ
『(妖笑』
｢!!｣
『…すまん』
流｢っ｣
頭下げていなくなったけど…
今、看守の奴…謝る前に笑ってなかったか…？
気のせい…？
流｢くそっ！なんでっ…なんでアイツばっか辛い思いするねんっ!!
庇ってやることで、これ以上苦しい思いさせんように…
ここを出たら放火も忘れて二人で……｣
｢…庇う？｣
流｢!!な、なんでもないっ｣
藤井が焦って誤魔化したけど…
俺は今の藤井の言葉と様子、
それとこの前の夜のことを思い出して一つの考えが浮かんだ
｢……もしかして藤井…放火したのは自分やなくて弟なんじゃ…｣
流｢!!っ｣
｢!!そうなんや…｣
流｢何言ってっ｣
｢顔見たら分かるわ｣
俺がそう言うと藤井は俺から顔を背ける
手には力が入っとって、肩も震えとった
｢…教えてや｣
流｢は？｣
｢話したら、ほんの少しは楽になるかもしれへんで？｣
藤井は少し黙った後、何があったのか…
ここに来た理由を話してくれた
-7月6日。
今日も看守から必要以上に殴られた。
あの看守長が来てから看守は変わってもうた。
折角藤井とまた話せたけど、あまり喜べる内容やない。
こんな俺やけど少しは藤井の力になりたい。-
.
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メイ@(プロフ) - みさこさん» ありがとうございます!!私も緑色ジャス民です。同担の人に好きって言ってもらえて嬉しいです(*^^*) (2019年11月20日 5時) (
レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
みさこ(プロフ) - 神ちゃん推しです。カッコよすぎ。この小説好きです。 (2019年11月20日 1時) (レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - ユウさん» 返信遅くなりました…(--;)ありがとうございます！投稿遅いですけど、許してくださいm(_ _)m (2019年6月22日 19時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 毎日のように読み返してます。ホントに面白いです。 (2019年6月15日 23時) (レス) id: c0566f4e53 (このIDを非表示/違反報告)
メイ@(プロフ) - ユウさん» ありがとうございますm(_ _)m今はこっちの投稿は後回しになってますが、地道にでも完結まで投稿していきます。 (2019年6月9日 12時) (レス) id: befb812998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2019年5月3日 18時
