14日目(淳太･大ちゃんside.) ページ33
淳太side.
｢…ふぁ〜……大分予定より早く起きてもうたな｣
今の時刻は朝の5時
今日の朝食当番やけど、皆仕事午後からやからもう少しゆっくり寝てから作るつもりやった
二度寝しよ思ってももう眠くないし…
早く準備してもええか
ｶﾞﾁｬ
望｢!!淳太？｣
｢!!のんちゃんが早い時間の仕事の日以外でこんな早く起きるの珍しいな｣
望｢んー……まぁ…何か目が覚めてもうて｣
｢さよか…｣
のんちゃんはそう言いながら2階の一番奥の部屋を見る
一昨日からトイレとか以外部屋から全く出てこないしげ…いや、大ちゃん
どうしても気になって…
多分俺だけやなく、皆一昨日から寝るのが遅くなって、起きるの早くなっとると思う
｢とりあえず、リビング行くか？｣
望｢おん。淳太は今日朝食当番やったよな？俺、手伝うわ｣
｢ホンマ？おおきに｣
のんちゃんと一緒に静かに1階に降りるとキッチンから物音が聞こえてきた
それに…良い匂い…
｢!!神ちゃん？｣
神｢…あ、淳太とのんちゃんおはよう。早いな｣
望｢神ちゃんこそ…てか朝食…｣
神｢俺、昨日の間に今日の仕事時間変更なって、朝から行かなアカンかったから｣
｢言ってくれれば良かったのに。今日の当番俺なんやから｣
神｢ええって…俺だけのために起こすの悪い、しっ、ゲホゲホゲホッ｣
急に神ちゃんが咳き込み出して、のんちゃんが慌てて神ちゃんの背中を擦る
少ししたら咳治まってのんちゃんにお礼言うてたけど…
何か昨日より咳酷なってない？
｢神ちゃん大丈夫か？｣
神｢平気平気｣
望｢無理したらアカンよ？俺が言えることやないけど…｣
神｢ん…ありがとう｣
ﾀﾝﾀﾝﾀﾝﾀﾝｯ
｢？誰か起きてきたんかな？｣
階段を降りる音が聞こえ、そちらを覗いてみると…
明らかに外に出る格好をしたしげがおった
｢!!大ちゃんどこ行く気？｣
大｢!!…出てく｣
望｢!!何言ってるん!?｣
大｢もうここいたくないねんっ…｣
｢出てっても行くところは…｣
望｢お願いやから出て行かんで？皆も悲しむから｣
大｢っ……!!｣
大ちゃんが神ちゃんを見つけると
泣きそうな顔をしながら神ちゃんを睨み付けた
神｢…なぁ。一昨日からずっと皆は大ちゃんに冷たくされても心配してくれてたやろ？
皆ホンマに優しい人達なんよ？｣
大｢…それでも、皆俺にうそついてたやんっ｣
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メイ@(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです!! (2021年8月1日 17時) (
レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 凄く感動しました！ 最後のお墓参りのシーンでは、思わずでっかい愛が脳内で流れました。 (2021年8月1日 14時) (レス) id: 6528038aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2019年4月17日 12時
