13日目(大ちゃん･神山side.)�� ページ32
神山side.
流｢しげどうやった？｣
照｢…アカンわ。神ちゃんは大丈夫なん？｣
｢ゲホゲホッ、咳出とるだけ｣
昨日、しげが気を失った後、
雨降っとったから雨宿り出来る所に行こうとしたけど、動けんかった
しげを再び悲しませてしまったことへの罪悪感と自分への悔しさで身体に力が入らんかった
自然と涙も出てきて…
とりあえず、極力しげに雨が当たらんようにのんちゃん達が来るまで覆い被さっとったら
案の定今日風邪引いてしもうてた…
｢……俺のせいで皆まで…ごめんな？｣
望｢神ちゃんのせいじゃ…｣
濱｢…いや、神ちゃんがちゃんと話してくれとったら少しは違ったんちゃう？｣
淳｢ちょっ、濱ちゃん！｣
｢淳太ええよ。ホンマのことやしっ、ゴホッ｣
濱｢…なぁ、教えてくれへん？｣
＜｢………そうやったんや｣
重｢…こんな話してもうてごめんな？｣
｢ええよ｣
重｢これ、皆には内緒な？｣＞
……ごめんな。しげ…
こんな状況じゃ、隠し続けるのは無理やわ
皆もホンマにしげのこと心配してくれとるから
｢…分かった。あんま聞いててええ話やないけど｣
濱｢…おん｣
｢俺は、jrの時…7WESTになってから少し経った時に聞いたんやけど……｣
俺は皆にしげの過去をゆっくり話始めた＿＿＿……
｢…やからしげの今の両親も、ホンマは心配やけど会うことを控えたんや｣
全員『……』
俺が話終えても皆はすぐには話始めんかった
普段のしげからは考えられん過去やし…
両親を一度に失って…
大切な家も壊されて…
施設に入れられて一切笑わんくなって…
今の両親の元に行った後も変わらんかった…
淳｢…いつからしげは今みたいになったん？｣
｢……何年もかけて、整理をつけていったって。
それから、やりたいことを見つけて笑えるようになったんやって｣
照｢何年もって…｣
｢……3年｣
俺の言葉に皆は驚いた表情をする
当たり前か…俺も始めて聞いたときは皆と同じ反応した
｢…やから俺はっ、今、記憶をなくして家のことを覚えとらんしげに嘘ついて…
しげを何度も苦しませたなくて…
知らんまま、元のしげに戻ってもらお思っとった
けど……っ、ゴホゴホゴホッ｣
淳｢!!神ちゃん。もうええよ…分かったから｣
濱｢ごめんな？話してくれてありがとう｣
照｢これからどうするか、俺ら皆で考えよ？｣
｢ゲホゲホッ…っ、ぉんっ｣
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メイ@(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです!! (2021年8月1日 17時) (
レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 凄く感動しました！ 最後のお墓参りのシーンでは、思わずでっかい愛が脳内で流れました。 (2021年8月1日 14時) (レス) id: 6528038aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2019年4月17日 12時
