最強は私の彼氏【五条悟】 (ページ9)

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硝子「ここはお悩み相談室か？」

「この歳になっても拗らせるものは拗らせるよねって言いたい」

硝子「アンタら二人にしては長引いてんじゃん。てっきり向こうが謝り倒して仲直りしてるかと思ってた」

「本当に好きなのか聞かれてムカつく感情に身を任せたまま
即答せずに距離置こうと言った自分が腹立つ」

勝手に硝子の元に行っては、喧嘩をした日のことを何回も反省する

自分の非を認めることは出来るのに、変なプライドが私の邪魔をする

素直になれないのは、歳のせいなのか？歳のせいにするのはどうかと思うけれど

硝子「溝は浅いうちに埋めないと後々痛い目見るよ」

「身に染みて感じております」

硝子「謝罪がそんなに難しいものかね。昔から変わらないね意地っ張り」

「完全に調子に乗ってた」

硝子「早いうちに仲直りしなよ。アイツの不機嫌っぷりには皆怯えてるよ。七海以外」

「七海くんに至っては呆れてましたからね」

その日は仕事を早めに終わらせて自宅に帰ることにした。

いつも待ってくれている悟が居ない。うるさいなと思っていた日常がない。

寂しい。こう思ったのは付き合う前以来のあの悟のヘンテコ作戦ぶりだろうか

「はあ」

溜息しか出ない。

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