最強は私の彼氏【五条悟】 (ページ25)

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『めっちゃ…、感動ッ…、するじゃんこれッ…』

「はいはーい、鼻水拭きな」

『ぼく…ッ、泣けるだなん…ウウッ…て…、聞いてない…ッ…！』

「とりあえず泣き止みなよ」

嗚咽混じりに映画の感想を言う悟と
横から嗚咽の声とポップコーンをバリバリ食べる音に気を取られた私

映画は勿論良かったんだけど、悟の号泣っぷりに驚愕した反面
新たな一面を知れて嬉しく思った

『…ズッ…次は？何がしたい？』

「次か～行きたいお店があるんだけどいいかな？」

泣き止ませることに成功し、私は行きたいと思っていたお店に足を運ばせる

手を繋ぎながら歩く。悟の方が足は長いし歩くのも早いのに私に歩幅を合わせてくれる

それだけでも笑みが思わず溢れてしまうな

「ココなんだけど」

『あ、僕向こう見たいかも』

「じゃあ買い物が終わり次第合流しよう」

『んーそれは不本意だけどそうしようか。買い物は時間がかかっちゃうかもしれないし』

デートで男女別に行動することは有るまじき行動だとは思うけど、この買い物は悟に内緒にしたいのだ

悟が背を向けたのを確認して私は女性下着のお店……ではなく隣のお店に入った

店員「何かお探しですか？」

「男性用のサングラスを」

そう、悟にサングラスをプレゼントしたいのだ

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