最強は私の彼氏【五条悟】 (ページ17)

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「……汚くない？」

『いや～久しぶりに僕の家にAが居るって幸せだね！ね？』

「ね？じゃないの。部屋汚くない？悟、片付けるの面倒だからまず散らかさないよね
え？浮気ですか？この気に及んで浮気までしましたか？」

『部屋汚していく浮気相手いる？いやてか僕浮気してないからね
自分の不甲斐なさにムカついて呪力ぶっ飛ばしてたら散らかってたよね』

「……子供か？」

私は綺麗好きな方なので、この汚部屋では過ごせない…と思い
悟を先にお風呂に入れてその間に片付けておくことにした

『やーんえっちー！』とか言ってる悟は放置しておいた。それが賢明な判断なのだ。

ふと棚の写真に目を向けると高専時代の時に四人で撮った写真の隣に
新しく私との写真が並べられていた

そう言えばこの四人で撮った写真、夜蛾先生に撮ってもらうときに
傑と硝子が私と悟を隣にしようとして悟がブツブツ言ってたなあ

『お、綺麗になってる。さすが綺麗好き』

「綺麗好きな彼女が居て良かったね」

『綺麗好きな彼女も綺麗だしね』

「言い方がオジサンみたい。あ、もうオジサンか」

『僕はまだまだGLGな若者だよ』

まだ濡れたままの髪の毛に手を伸ばしてタオルで水気を取ってあげる
気持ち良さそうに目を閉じる悟を見て犬みたいだなと思った

昔はお高くとまってる猫だと思ってたけど、完全にこれは犬だ

『犬みたい？』

「エッ」

『心の声ダダ漏れだよ、そんなとこも可愛い
早くお風呂入っておいで。軽くご飯用意しておくよ』

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