最強は私の彼氏【五条悟】 (ページ16)

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「なんだ仲直り簡単に出来たじゃん」

『ウケる、早いうちにしておけばよかったね』

「ウケるね～」

手を繋いで、悟の隣を歩く
相変わらずこの人は注目を浴びてモヤッとする

『あれ？ムスッとしてる？僕がモテモテだから？』

「そういうとこだぞ、悟だけ注目浴びてズルいなと思ってるんだよ」

『そういうとこだよ、ヤキモチ妬いてるの知ってる可愛いね』

「そうです、ヤキモチです」

動きを止めて悟の手を引いた。『どうしたの？』と聞く悟

それだ、目隠しを上にあげているせいだ。不審者になっちゃえ

「目隠しして」

『てっきりチューしてくれるのかと思ったよ』

「なわけないでしょ、はい目隠ししようね」

『てっきりチューしてくれるのかと』

「二回も言わなくていい、帰ったらね」

『マジ？よし早く帰ろう術式使おうか』

「たまにはゆっくり手でも繋いで帰ろうよ」

自分でも調子の良いことを言うと、それ以上に悟は鼻の下を伸ばしながらハイテンションになった

野薔薇。今なら野薔薇あの言葉の気持ちが分かるよ
ハイテンションな大人は不気味だね

「そう言えば、悟。任務帰りのハズなのに大荷物だけど」

『ん？ああ、コレか。帰ってからのお楽しみだよ。
Aも大荷物じゃん。それも持とうか？』

「あ、コレ？コレも帰ってからのお楽しみだよ」

当たり前の日常のハズが、とびっきり輝いて見えた
隣にいる悟が愛おしくてたまらなかった

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