幼馴染と歌ってみた ２

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貴「ただいまー..」


あ「ただいまー！ww」


志「帰ってくんの早すぎやろww」


う「俺と志麻くんは帰るけどなw」



セ「あ、お帰んなさい」



全-セ「...え？！」



志「おま..いつの間に帰ってきてん！！」


セ「皆こそどこ行ってたんですー？俺一人やってんで」


う「お前が戻ってくんの早すぎんだよ！！」


　
　ぎゃーぎゃーとでも言うかのように騒ぐ奴らを横目に
　皆のご飯を作らないと、と１人キッチンへ向かう。



貴「(んー..料理もそろそろ厳しいかな？)」



　
　頭の中で冷静にそんなことを考えてる自分に笑いつつ包丁を手に取る。


　
　とんとん、という一定のリズムでまな板と包丁の当たる音が響く。



あ「え、ちょ、ciel？！何してんの？！！」



貴「っい..？！」



　突然後ろからかけられた声に肩を震わせると手元が狂い
　じんわりと痛みが広がる。


貴「あー..ったた、さかさか、絆創膏持ってきてくれる？」


あ「え、うん..！」



　ちらっと視界を掠めたのは、また泣きそうなさかさかの顔。

　きっと、俺のせいで..とか考えてんだろ。



貴「..でも、お前にそんな顔させてんのは俺...だよな。」
　
　
　
　
う「坂田はcielだからあんな顔するんだと思うよ」



　ぽつりと呟いた言葉に、一つの返答があった。

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