yuki side1 ページ15
*
「ゆうくん、なにやってんの？」
「いーでしょ、べつに。むこう行ってよ」
「なーに、こそこそして。
おねえちゃんに見せてごらん？」
「もぉ、うざい、あっちいってって」
「うざいだって！まゆ、どう思う？」
「え、なおちゃんにうざいとかいってんの？
やだー、こわーい」
「「こわーい」」
いや、なにがよ…。
もう、リビング全然落ち着かないんですけど。
「あっ！このショップ、超流行ってるんだよ。
私も今度、ともだちといくんだ〜。」
「え？わ、かわいい！いいな〜、私も行きたい」
「ちょっと、勝手に見ないでよ！」
「ってか、なんでゆうくんが
そんなお店見てんの？」
「え？何？かのじょ？」
「「え〜〜！！笑」」
ないない、じゃないし。
失礼だし。
おれだって、彼女くらい…、
いないけど。
でも、好きな人はいるし。
プレゼントもらったあいだがらだし？
「え〜、なによ、ニヤニヤして」
「うるさいって、まじで」
「あら、ゆうき、
このあいだの
「「「………」」」
きゃあきゃあ騒がしい姉妹と、
何か悪いこと言った？って、状況理解してない母。
三人の女子に囲まれておれは、
おとなしくスマホの電源を落とすしかなかった。
姉妹に挟まれた真ん中っこのおれ。
女子には耐性あるでしょ、ってよく言われれるけど
そんなわけない。
ましてや、
好きな子への贈り物の相談なんてとんでもない。
死ぬまでからかわれる予感しかしない。
こわ。
ただ、女の子が好きそうなものは、
一緒に暮らしてたからなんとなくわかる。
キラキラして、かわいいもの。
…ダメじゃん。
全然ダメじゃん、おれ？
参考にならなさすぎる。
頭を抱えた俺は、このあわただしい年の瀬に、
いつもの頼りになる先輩を召喚しようとしていた。
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yu-ri(プロフ) - もるきろくんさん» コメントありがとうございます！気に入っていだけて嬉しいです💕励みになります🥰更新頑張ります！ (2023年1月24日 13時) (
レス) id: b9365aa7af (このIDを非表示/違反報告)
もるきろくん - いつも楽しませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2023年1月24日 13時) (レス) id: afbd0715cd (このIDを非表示/違反報告)
yu-ri(プロフ) - あや🤍さん» コメントありがとうございます！おまたせしてしまってごめんなさいm(_ _)mお話準備中ですので、今しばらくお待ちくださいませ！更新頑張ります！ (2023年1月3日 12時) (レス) id: b9365aa7af (このIDを非表示/違反報告)
あや🤍 - 更新まってます！ (2023年1月3日 12時) (レス) @page11 id: ff354b7dbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu-ri | 作成日時：2022年11月24日 17時
