スーパースターのきみ

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お昼過ぎの新幹線で帰ってきて

すぐに荷解きをしたにもかかわらず、


落ち着いたのはもう夜で。






こういう時、東京近郊だったらなぁ、


なんてしみじみと思う。





まぁ、

思ったところで住む場所はそう簡単に変えられないし。


仕事だってあるし。




　



現実見なきゃ、







って頭ではわかってるのに。







ついうっかり、


1日中メディアだスポンサーだと駆り出されていた彼のことがよぎって。



　


流石に夜はゆっくり出来てるかな？






なんて、


自分から泥沼に足を突っ込んでしまう。





　




いかんいかん、あれは夢。










眼の前に





超レアグッズ山盛り+本人着用ユニ(サイン入り)





とかあるけど、

これも夢だと思うことにする。






なるべく視界に入れないようにして。






それなりに疲れの残る体を

ベッドに投げ出す。







すとん、と、


ベッドに沈む感覚が襲ってきて、




意識を手放しかけたその時。







スマホが振動した気がして


急に神経が研ぎ澄まされる。








…ライン…？







…、









…いや、まさかね。







友達からだったら長くなるだろうし、あした見よ。









｟毎日電話するから｠








そう言った、

どうしても頭から離れない存在を、





無理やり頭の外に追い出して。



知らない振りを決め込む。







寝よう。


そうしよう。







無理やり目を閉じた瞬間、







立て続けに数回


スマホが震える。








この



短文連投な感じ…、







デジャゥ゙ぅ…

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