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どこまでも青い
イタリアの空。
一度は違えそうになった俺たちの歩く道を繋ぎとめた
青い青い空の下。
まばゆいほどのコントラストで輝く
純白のドレス。
いくらでも試着するぞと意気込んだ割に、
あっさり決まったドレスは
殊の外彼女に似合っていて。
ほとんど一目惚れのそれは、
彼女の、
かわいらしさと色香が複雑に混ざりあった美しさを
更に引き立てている。
『祐希くんは何でも似合うね…』
ちょっとだけ恨めしそうに見られた
俺のタキシードも、
彼女のドレスに合わせた純白で。
やっぱり
少し気恥ずかしい。
Aちゃんにドレスを着せることしか頭になかったから、そうなると必然的に自分もこういう服装になるということがすっぽり頭から抜けてて。
これ、披露宴とかだったら
恥ずかしすぎて無理だったかも。
なんて、
ちょっとほっとしてるところもあったりして。
撮影は、
早朝から一日がかりで。
これでもかと写真だ動画だと撮れるだけ撮りまくった。
この手の撮影は、何度やっても慣れなくて。
それでも、
満開の笑顔で咲うAちゃんは
ずっとずっと見ていられるから。
なんとかミッションを遂行できている感じで。
おつかれさま、と、
スタッフさんたちに声をかけられて、
ようやく終わったと
抜け殻のようになった俺。
隣には、
満足そうに笑うきみ…、
が、
いないんだけどなんで？
「え？Aちゃん？どこ？？」
そこにいると思っていた人がいないことの衝撃ったらない。
挙動不審にあたりをきょろきょろと見まわしていると、
「Yuki!!Auguri!」
「Buona fortuna!」
口々に叫びながら急にわらわらと出てきた、
きちんとスーツを着込んだ仲間たち。
わけもわからず
両脇を固められ、
どこかに連行される。
「え、なになになに、こわい！」
何なのこの状況！？
「ってか、Aちゃんどこよ！？！？」
俺の悲痛な叫びは
わぁわぁと騒ぎ立てる仲間たちの声に混ざって。
道行く人たちの好奇の目に晒されながら
なす術なく
ずるずると引きずられていくしかなかった。
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yu-ri(プロフ) - 〇〇さん» コメントありがとうございます！私も大好きな二人のお話、気に入っていただけて本当に嬉しいです！また動き出すか、別の二人になるのか、今はまだわかりませんが、またお話書き始めたら読んでいただけたら嬉しいです！ (1月27日 21時) (
レス) id: b9365aa7af (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - ピュアな2人のお話、大好きです。またお話が動き出す日を楽しみにしています。 (1月27日 20時) (レス) @page38 id: 291369c3be (このIDを非表示/違反報告)
yu-ri(プロフ) - 里佳子さん» お読みいただいてありがとうございます！好きと言ってもらえるの、とっても嬉しいです！また、他のお話も気に入っていただけたら嬉しいです♡ (12月2日 23時) (レス) id: b9365aa7af (このIDを非表示/違反報告)
里佳子(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。yu-riさんの文章がとても好きなので、他作品も、次回作も楽しみにしております！ (12月2日 22時) (レス) @page38 id: 52de404cd6 (このIDを非表示/違反報告)
yu-ri(プロフ) - ユウコさん» ずっとお読みいただいてありがとうございました！おかげさまで最後まで書き上げられました。感謝感謝です！続編はいつになるかわからないですが、こちらとは違うお話を準備中ですので、そちらも読んでいただけたら嬉しいです🙇♀️ (11月29日 22時) (レス) id: b9365aa7af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu-ri | 作成日時：2023年10月26日 23時
