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#28 ページ29

side Ryunosuke





「ん…もうちょっとだけ。」





駄目だ、理性が抑えられない。





ちょっとだけなら…って冷え切った彼女の華奢な身体を抱きしめた。




ごめんねって心で思いながらもチラッと目に入った赤い傷が頭から離れない。




もうちょっとだけって3回繰り返して




冷たい髪を撫でてそっと離れた。





「ごめん…いきなり。」



「い、いえ…。」



「えっと、中入ろうか。」



なんだろう、この感じ。



別に、俺の彼女じゃないのに。



「座って?」



「あ…ハイ。」



「「…」」




どうしよう…あんな事しちゃったばかりに凄く気まずい。




「あのっ…ありがとうございます…」




沈黙を破ったのは、Aちゃんの方だった。




「気にしないで?俺の好きでやったことだから。寒くない?大丈夫?」



「…はい、大丈夫です…。」




「ん、ココアでもいれよっか。ちょっと待っててね。」




いいんだよね、俺、平然を保ててるよね??




なんて何度も問いかけながら
自分でタネ蒔いちゃったなぁってちょっとだけ後悔した。




いきなり異性に抱きしめられたらそりゃあ意識しちゃうよね。





でもごめん。耐えれなくて。





桜の下で凍える君の首筋を見てゾクッとした。





また、守ってあげたくなった。





君が、他の男性と接触した証拠に勝手にイラついて。




彼女じゃないのに。





悔しくて、どうしようもなくなって。






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設定タグ:神木隆之介 , 小説 , アミューズ,俳優   
作品ジャンル:タレント
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☆☆☆ - とても面白かったです。神木さんやさしすぎて、ニヤケテきちゃいますw頑張ってください。 (2016年5月26日 19時) (レス) id: 6a604ade35 (このIDを非表示/違反報告)
miork(プロフ) - Aka3926さん» ありがとうございます(^^)7月ぐらいまで忙しくて中々更新出来ないかもしれませんがよろしくお願いします; (2016年5月22日 0時) (レス) id: bcd20fc75e (このIDを非表示/違反報告)
Aka3926(プロフ) - とても面白いですー。更新楽しみにしてますねー。 (2016年5月21日 11時) (レス) id: eddc991718 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miork | 作成日時:2016年5月6日 10時

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