#23 ページ24
side Ryunosuke
「で？どうなったの？あの後。」
「…別にどうともなってない。」
「うそつけ〜、隆って本当わかりやすいな。」
「だからなんともないですって！」
「…本当のところは？好きになっちゃった？」
「はぁっ！？違う！」
あの夜から3日後。
たまたま仕事で一緒になって俺を茶化してくるのは事務所が同じの健くん。
なんともなってないなんて嘘だ。
寝ちゃったんで家連れ込みましたなんて言ったらどうなるか。
そんなこと、絶対普通じゃない。
それに、俺らしくもない。
「ふーん。結構期待してたんだけど。」
「何を…」
「ま、いいや。連絡先くらい交換したんだろ？」
「…してない。」
無理矢理渡しちゃったから、彼女は知ってるけど…。
「ははっ、そう簡単に渡せないよなぁ。」
「…そうだよ！渡せるわけないじゃん！たけちゃん呼ばれてるよ！」
連絡先、聞けなかった。
聞く勇気もなくて。
そんな俺をたけちゃんは見透かしたような目で笑った。
仕事を終えて、ふぅ、と息をついたら
「…なんだよばーか。」
「ん？なに、どうした？」
たけちゃん、支度してたから聞こえないと思ったのに。
…地獄耳。
「ううん、別に。」
「ええ〜？訳わかんねぇ。
どうせ連絡先渡せなかったこと後悔してんでしょー。」
「だから別に俺は…」
「んはっ…(笑)
まぁいいや。じゃ、お先に。」
はは、と笑って爽やかに楽屋を後にしたたけちゃんは語尾が跳ねてて
ちょっと嬉しそうだった。
「あ、進展あったら連絡ちょうだいね？」
そんな捨て台詞を吐きにわざわざ一歩引き返したのかよ。
っていうか、進展なんて相手から連絡ないとあるわけないじゃん…
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☆☆☆ - とても面白かったです。神木さんやさしすぎて、ニヤケテきちゃいますw頑張ってください。 (2016年5月26日 19時) (
レス) id: 6a604ade35 (このIDを非表示/違反報告)
miork(プロフ) - Aka3926さん» ありがとうございます(^^)7月ぐらいまで忙しくて中々更新出来ないかもしれませんがよろしくお願いします； (2016年5月22日 0時) (レス) id: bcd20fc75e (このIDを非表示/違反報告)
Aka3926(プロフ) - とても面白いですー。更新楽しみにしてますねー。 (2016年5月21日 11時) (レス) id: eddc991718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miork | 作成日時：2016年5月6日 10時
