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#22 ページ23






「A!どうだった!?」




「上手くいったの?!ねぇ!」





翌日、教室に入ったら待ってましたと言わんばかりに私を質問攻めしてくるのはもちろん美織。




どうだった?ってことはやっぱり、2人でいるところ見られちゃったかな。




「何もないってー、一緒に喋ってただけだから。」





まさかあの後家に泊まらせてもらったなんて、言えるわけがない。




私服貸してもらったなんて言えない。




まして神木隆之介のベッドに横になりましたなんて口が裂けても言えない。





「へぇ…学校こないからてっきりそういうことかと思ったんだけど…?」




いかにも意味深な顔で反応する美織を見て、自分の口角が上がっていることに気づく。




「いやっその、これは…」




「大丈夫、大体わかったってば。」




そう言うとくふふ、と嬉しそうな顔をしながら自分の席に帰って行った。




大丈夫って…何もしらないくせに!




私と神木さんがまた会うなんてきっとないんだから、



あれはもうなかったことにしていいよね。





そう言い聞かせてその日を過ごしたけど




帰宅途中、桜の木の下でふと立ち止まってしまうのは神木さんのことが頭から離れないからなのか




ぐるっと辺りを見渡してしまうのは神木さんのせいなのか





そんなことを繰り返して二週間。





お風呂の中で、今日も神木さんいなかったなぁって思うのはもう日課になっていた。






…いるはずないのに。







テレビで彼を見かけると、あのことが夢だったんじゃないかって何度も思う。





外に出るときだって、もしかしたら…って馬鹿みたいに考えて、見られても恥ずかしくない格好をするんだ。





それから、また一週間。



神木さんに対する想いが消えることはなくて。




むしろ、むくむく大きくなっていた。



いろんな感情が混ざって、何が何だかわからないけど




会いたいって思った。




こんなこと思うのも迷惑だって分かってるのに





芸能人だから、俳優だから、じゃなくて。





1人の男性として、もう一度あの温もりに触れたかった。

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設定タグ:神木隆之介 , 小説 , アミューズ,俳優   
作品ジャンル:タレント
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☆☆☆ - とても面白かったです。神木さんやさしすぎて、ニヤケテきちゃいますw頑張ってください。 (2016年5月26日 19時) (レス) id: 6a604ade35 (このIDを非表示/違反報告)
miork(プロフ) - Aka3926さん» ありがとうございます(^^)7月ぐらいまで忙しくて中々更新出来ないかもしれませんがよろしくお願いします; (2016年5月22日 0時) (レス) id: bcd20fc75e (このIDを非表示/違反報告)
Aka3926(プロフ) - とても面白いですー。更新楽しみにしてますねー。 (2016年5月21日 11時) (レス) id: eddc991718 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miork | 作成日時:2016年5月6日 10時

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