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家から歩いて数分のコンビニで適当にご飯を買って、すぐ帰る予定だったけれど
なーんだか気持ち良くなっちゃって、そのまま遠回りして散歩をすることにした。
平日の真昼間にこんなところで散歩だなんて、ちょっと優越感。
下を向いて歩いていると嫌でも桜の花びらに目が止まって思わず空を見上げてしまう。
「はは…」
私の心とは裏腹なその美しい容姿に今は憎しみさえ感じる。
そこに立ってるだけで誰からも愛されるって、都合が良過ぎるよ。
…って、考え過ぎ。
「あぁ、やっば…」
袖を伸ばして溢れそうになった涙を無理矢理抑えては苦笑して。
ノロノロと家に帰った。
玄関の姿見を見て自分の顔の酷さにびっくりしたけれど、別にそこまで気にはしなかった。
とりあえず買ってきたものを冷蔵庫に入れて、朝ご飯兼昼食分を机に出した。
失恋したショックで食欲なんか落ちるわけないじゃない。
ガッツリ弁当とカップ麺を並べてやけ食いをする。
なんで涙なんか溢れてくるんだろう、あんな奴の為に。
なんて思いながらも、ついさっきまで付き合ってた仲なんだからそう簡単に嫌いになれるわけなくて。
「…うぅ……」
やっぱり恋なんてするんじゃなかった。
次こそは大丈夫、次こそ……
なんて、3回失敗して初めて気付くんだね。
どうやら、私に恋愛は向いてないらしい。
同じことを何度も何度も繰り返すだけだから。
迷惑かけまくって、寿命が来たら散って行くのが恋なら、する必要ないじゃない。
こんなに悲しい思いをするなら、最初からしなきゃよかったかな。
これ以上面倒なことには巻き込まれたくないって、強く思った。
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貴方の影に、気付くはずもなく。
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☆☆☆ - とても面白かったです。神木さんやさしすぎて、ニヤケテきちゃいますw頑張ってください。 (2016年5月26日 19時) (
レス) id: 6a604ade35 (このIDを非表示/違反報告)
miork(プロフ) - Aka3926さん» ありがとうございます(^^)7月ぐらいまで忙しくて中々更新出来ないかもしれませんがよろしくお願いします； (2016年5月22日 0時) (レス) id: bcd20fc75e (このIDを非表示/違反報告)
Aka3926(プロフ) - とても面白いですー。更新楽しみにしてますねー。 (2016年5月21日 11時) (レス) id: eddc991718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miork | 作成日時：2016年5月6日 10時
