第十一話 ページ13
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部屋離れの2階。
怪我をしてないと聞いたけど、
私が落ち着く事はなかった。
窓から差し込む光を横目に早歩きで廊下を歩く。
何時もならあの執事達と歩く廊下が
今日は何となく長く感じた。
早く行かないと。
こんな事ばかり考える私は、
きっとあの執事達が居ないと何も出来ないのだろう。
階段を下り、急いで玄関に行く。
ドアを開け、先程着替えたばかりのドレスの裾を引きずりながら外に出る。
裸足のままで外に出るお嬢様なんて、
信じられないと思う。
だけど、今はそれもどうでも良かった。
き「え...お嬢...？」
大きな玄関のドアから私が出てくるなんて予想外だっただろう。
『良かった...怪我してなくて...』
き「お、お嬢！？流石に近すぎちゃう！？」
何時もなら冷静に対処する京也が、慌てた声を出す。
き「てかお嬢、心配してくれたん？」
先程までの慌てぶりを完全に捨てた様に、
私を試すかの様に口角を上げる。
『まぁ、心配...してたわよ...』
次第に声が小さくなっていく。
私の悪い癖だ。
き「お嬢が俺の心配してくれとったとか嬉しいわぁ...」
『き、京也...！良いから中入りなさい...！』
き「ほーい」
庭に一人残った私。
玄関のドアを何故か眺めていた。
「.......」
窓からこちらを見てる4人の執事と、
「何で...Aお嬢様は僕のモノなのに...」
閉まった門の隙間から見ている人物に気付かずに。
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レイ - 今更ですが面白かったです！気が向いたらまた書いてみてくださいね。まってます。 (2018年5月25日 8時) (
レス) id: d0a845ed33 (このIDを非表示/違反報告)
四季無色(プロフ) - 兎危@ゆっ家族さん» ありがとうございます！面白いと言ってもらえて嬉ちい...← (2018年4月28日 12時) (レス) id: 6bf4cb56e0 (このIDを非表示/違反報告)
兎危@ゆっ家族 - とても面白いです！ (2018年4月28日 11時) (レス) id: 556657c7c7 (このIDを非表示/違反報告)
四季無色(プロフ) - 猫かんさん» 楽しんでもらえて何よりですw 140cmなんですか....可愛い...(ヤバイ奴 (2018年4月27日 18時) (レス) id: 6bf4cb56e0 (このIDを非表示/違反報告)
猫かん - 見てて凄く楽しいです♪これからも頑張ってください！私なんて140cm、、、←(誰得情報) (2018年4月27日 15時) (レス) id: 08f310aa02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四季無色 | 作成日時：2018年3月28日 17時
