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「…え、?」


目「ねぇ、どうして泣いてるの?どうしたのふっかさん、」










めめに言われて初めて気がついた。





おれ、泣いてんの、?なんでなんで






めめはどうしたの?って言いながら俺を思い切り抱きしめてきて


立場はまるでさっきと交代。









目「どしたの、」




自分でもなんでか分かんない。


めめを楽にしてあげられる言葉をかけられない自分に


腹が立って、そんな自分に呆れたからかな。






たぶん、そうだとおもう、。


何も出来ない自分に嫌気がさしたんだ


でもおれは、この状況を利用することにした。







「おれ、めめが辛そうな表情してるのみるだけで

泣けてくるみたいだわ、笑」



目「え、?おれ、辛くなんか、」



「つらそうだよ、めめ。

ほんとの自分わかんなくなっちゃってるよ」


目「……、」


「役から抜けられなくなっちゃってるよ?いまのめめ、

お仕事真面目にがんばるところはめめのいいところ。

でも、お仕事を頑張りすぎてめめがしんどい思いするのは

ちがうとおもうの。」









目「……ごめんなさいっ、」


「めめが謝る必要なんてないの、!」



目「…ん、」













「ちょっとだけでもいいから、お休みしよ?

色んなところ出かけたりしてさ、めめの行きたいところ行って

めめの食べたいもの食べたり、したいことしたり

おれ、なんだって付き合うから。休憩の時間、つくろ?」



目「……ふっかさんも、いっしょ、?」



「…おれなんかでいいの、?」



目「………ふっかさんが、いい、」










ごめんね、めめ。俺が泣いたりして困らせて



おれ、めめがおれを頼ってくれてうれしいよ。



おれ、みんなのこと守れるようにもっと強くなるからね。








もっと、がんばるから。







「じゃあ、あしたおでかけしよっ、!」












それから、めめと過ごす時間を増やして



たくさんお話して、1週間が経つ頃には「目黒蓮」に戻ってた。











目「ありがとう、ふっかさん。」







そう言っていたずらっ子のような無邪気な笑顔を見せるめめは



おれの大好きな「めめ」で、



めめの苦しみをとってあげることができてほんとによかったって



心の底から思った。










「どういたしまして!」





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作者名: | 作成日時:2023年1月5日 19時

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