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車の中で涼太はずっと眠ってて、酔わなくて一安心。
家のベットに運んでるときも顔を顰めながらずっと眠ってた
涼太が好きなうどんをつくってたら、寝室から唸り声が聞こえて
覗きにいったら、目覚めちゃった涼太が頭痛に苦しんでた。
偏頭痛光辛いとおもって、カーテンは全部閉めてあるし
出来るだけ大きな音も立てないようにしてたけど
やっぱ頭痛はどうも出来ないよなぁ、
舘「んぅ、」
「どした？」
舘「…しょ、たぁ」
「ん？」
舘「あたま、……いたぁぃ、」
涼太が正直に弱音吐くのは珍しいからちょっとびっくりだけど
いつもみたいに強がられるほうが困るからね。
「痛いなぁ、ちょっと冷やす？偏頭痛冷やした方がいいからさ」
舘「、さむぃ」
「…だよな、でも頭痛いの辛いでしょ？毛布持ってきてやるから」
嫌そうな顔をして、俺の服の裾を引っ張る涼太を宥めて
冷えピタを取りに行った。
「ちょっとだけ我慢ね？貼るよー」
舘「、まって、！」
「なぁーに。待ってもいいけどぜったい貼るよ？」
舘「……っ、」
「ちょーっとだけ我慢だよ。ね？」
嫌がる涼太を無視して強行突破。
泣きそうな顔してる涼太の頭を撫でて、ご飯と薬の準備。
「ちょっとでもいいから食べて。薬飲まなきゃしんどいでしょ？」
そう言うとしぶしぶ起き上がった涼太だけど頭がふわふわするのか
座ってるのに身体が安定してなくて、横から支えてやる。
「大丈夫？」
舘「…ん、」
いつもなら頭が痛くてもまあまあ食べれる涼太が
今日はほんとちょっとしか食べなくて心配になる。
まあ、楽屋で吐いちゃったし怖いんだろうけど、
それから薬を飲んでからすぐ寝た涼太。
顔を顰める数も減ってちゃんと眠れてるみたい。
最近仕事忙しそうだったし、疲れ溜め込んでたんだろうな。
普段から誰にも頼らないし今日だっておれが気づいてなかったら
ひとりでどうにかしようとしてたし。
これからは涼太が頼りやすい環境つくってあげないとだな。
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作者名：麩 | 作成日時：2023年1月5日 19時
