ふわふわ雪男３ . (ページ3)

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nb side

朝、涼太が楽屋に入ってきた時から違和感はあった。

時々顔をしかめるし、ずっと下を向いてた。

撮影のときもなんだか苦しそうで、すぐにでも声をかけたかったけど

涼太は人に頼るのが苦手だからいくら体調が悪くても隠そうとする

だから、ここでバラされるのは嫌だろうなっておもって様子を見てた

涼太のソロ撮影のときをみてて思ったのは、多分頭痛なんだろうなってこと。

涼太は頭痛持ちだけど、今日は俺も頭痛くないし照とかも元気。

晴れてるし天気は関係なさそうだけどいつもより辛そう。

撮影が終わって楽屋についた頃にはソファに座って

舘「スタッフさんに確認したいことあるから残るね。」

とか言って、楽屋に残ろうとしてた。

涼太のその発言で「あ、動けないんだ」って察して

気づいてないふりをして一旦みんなと一緒に楽屋を出た。

メンバーと分かれてコンビニによって、

ゼリーとか水を買って楽屋に戻った。もちろん袋付きで。

頭痛ってまじほんとにしんどいとき余裕で吐くからさ。

涼太が頭痛で吐いてるのは見たことないけど今日いつも以上に辛そうだったし、

一応ね、あって損しないし。

涼太今どんな感じだろ？とか思いながら楽屋のドアを開けたら

口元を手で覆ってる涼太の姿が見えて、急いで中身をとって

袋を口元に当ててやった。

「遅くなったな、ごめんな、ここ吐いていいから」

そういうと勢いよく出てきた吐瀉物。

量はそんな多くないから朝は食べてないと予想。

ゼリー買ってて正解だったかもって思いながら

涼太の背中を摩って、落ち着いてから涼太をおぶって車まで行った。

鍛えてるとこういうとき役立つからいいね。

涼太をおぶってまあまあな時間歩けるようにまで

成長したおれの筋肉にびっくりしたけど、

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