ふわふわ雪男３ . (ページ17)

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fk side

外でた瞬間、空気が一気に入ってくる感じがして

怖くて過呼吸みたいになって足が震えて立ってられなくて

駅のホームに倒れ込んだ。

もう触られてないのに、触れられた感覚が残ってて

きもちわるくて、吐き気がする

過呼吸になって倒れ込んでるおれをみつけて

駅員さんが来てくれたけど、背中を摩られた瞬間

電車でのことがフラッシュバックした

「…おぇっ、…っ、はあっ、」

……吐いちゃった

駅員さんが心配してくれてるのに、触られてるのが怖くて

涙が止まらない

おれの吐瀉物を別の駅員さんが掃除してくれて

申し訳なくて、

「……はぁっ、……ごめっ、なさい、」

駅員「ぜんぜん気にしなくて大丈夫ですよ！」

赤の他人の吐いたもの処理する仕事じゃないのに、

やらせちゃって申し訳なくて、余計に涙が止まらなくなる

その後も駅員さんが気にかけてくれたけど、

背中をさすられてるのも怖くて手が震えて

電車の中で少しだけど、男に触れられた手がきもちわるい

「大丈夫ですか？」って聞いてくれてる駅員さんを

ほぼ無視するような形で逃げるようにエスカレーターに乗った

最低だ、おれ、恩を仇で返すようなことしてっ……、

改札を出て、真っ先にトイレに向かった

男に触られた手がきもちわるくて、汚い気がして仕方なくて

何度も何度も洗い続けた。

冷静になった頃には、手は真っ赤になってた。

洗ってる時に爪で傷ついちゃったのか、赤い線も

いっぱいあって、いたい、

でもきもちわるくてまた洗い直した。

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