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kj side
撮影中、ふらふらする身体に必死に力を入れて倒れやんようにして
なんとか終えた。
楽屋に戻ってソファに座ったらちょっと落ち着いたけど
その間も、2人はずっとおるから
着替えれんくて、先帰ってええよって声かけてみたけど
2人とも帰る気配はゼロ。
この後別に仕事ないから帰るの遅なってもいけるけど
このままずっと着替えやんのも怪しまれるやろうし、
どうしよ、
佐「ねえこーじ、ちょっとさ、お話しない、？」
「ええけど、どうしたん？」
珍しく、さっくんがもじもじしながら話しかけてきて
頭の中ははてなでいっぱい。なんかあったんやろか？
それともおれ、撮影ちゃんと出来てなかったとか？
おれなんかさっくん怒らせるようなことしちゃったっけ？
突然お話しよ。なんて改まって言われたことなんか
今まで１回もなくて、普通に焦る。
佐「こーじ、やなことあったの、？」
突然そんなことを言われて余計に思考が止まる
「...え、？」
思わず聞き返したけど、さっくんの目はうるうるしとって
逆にさっくんがなんかあったん？って感じ、
「どしたん、さっくん、泣かんとってよ？どしたん」
焦って立ってさっくんにハグしに行った
佐「...なんでっ、こーじ頼ってくれないのっ、
おれ、そんなに頼りないっ、？」
「...え、？」
さっくんの言ってることが訳分からんくて、
助けを求めるかのようにあべちゃんの方を向いた。
阿「康二、腕切ってるんだよね？ごめんね？
康二が寝てる時たまたまみえちゃって、」
「...っ、」
阿「俺も佐久間も、
そんなことで康二のこと嫌いになったりしないよ？
康二が頑張った証じゃん？誰も引いたりしない。
でも、佐久間が言ってるのは、傷つけちゃう前に
頼って欲しかったってことだと思うよ？」
「...ごめん、なさいっ、」
阿「謝らなくていーの！
気づいてあげられなくてごめんね、」
佐「ねえこーじ、？別にね、切っちゃだめって言ってない
でも、切りたくなったら教えて？おれらと、
こーじの辛い気持ちはんぶんこできると思うの」
「んっ、...ごめん、｣
佐「だーかーら！謝んなくていーのっ、！」
「...ありがとうっ、」
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作者名：麩 | 作成日時：2023年1月5日 19時
