" 頑張れ " なんて言わないで (ページ5)

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fk side

早く帰りたい、早く1人になりたい。

早くこの訳の分からない不調から解放されたい

そんな気持ちと比例するかのように不安が襲ってきて

心臓がそわそわしたような感覚になる。

もう全部嫌で仕事とかもうどうでもよくて、

このまま死んじゃいたくなった。

楽になれるならもうなんでもいい。

人の顔色を伺うのも疲れた、全部どうでもいい

電話を終えたマネージャーが俺に近づいてきたけど

俺は触られたくなくて、マネージャーの手を振り払った。

急に触られて怖さが増して、さっきよりも呼吸が苦しくなって

自分でも喉が引きちぎれるんじゃないかって思うくらいの声量。

でも自分で感情のコントロールがうまくできなくて、

このモヤモヤをどう対処していいのかも分からなくて

泣き叫ぶことしか出来ない。

マ「ふっか〜、大丈夫大丈夫、落ち着こうな？？」

「ん"っ！！…やだぁっ！！さわんなぃでっ！…はぁっ、」

マ「分かった分かった、ごめんな？触んないから」

やだやだやだやだ

どうして話しかけてくるの

…ほっといて、俺なんかほっといてよっ、

「…かえるっ、！！はぁやくっ、！」

マ「うん、帰ろうな。でももう少しだけ待ってな？」

「やぁだっ、！…はぁっ、はあっ…、かえりたいのっ、！」

もうやだ、ほんとにかえりたい

？「ふっか、」

うっすらと聞き慣れた声が聞こえた気がした。

けど、今の俺は周りをみれる余裕なんてなかった。

だからもうどうでもよかった。

「…かえるっ、！！…はぁっ、んっ、……はあっ、…っ、」

そう叫んだ時、突然身体全体を包まれるような感覚になった

もちろん触られたくなくて暴れた。

でも、嗅ぎなれた安心する匂いを感じて

マメだらけの手で頭を撫でられた。

「……ひかっ、？」

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