" 頑張れ " なんて言わないで (ページ2)

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fk side

今日も朝起きて、仕事か。って思ったら

涙がポロポロ出てきて自分でもびっくりして放心状態。

どのくらいの時間ベットの上で動かないまま泣いてたのかは

自分でも分かんないけど、携帯の着信で我に返って

未だに出続ける涙を無視して急いで準備をして

すぐマネージャーの車に乗り込んだ。

マネージャーの車に急いで向かっている間、

起きてたのに時間も確認せずにマネージャーに

迷惑かけた自分が腹立たしくて、なんでこんなことも

出来ないんだって自己嫌悪に苛まれる。

「…ごめんなさいっ、おくれちゃって、」

マ「時間まだ余裕あるし大丈夫だよ笑

それより、珍しいね。ふっかが寝坊なんて」

「すみませんっ、ほんと…、」

マ「だからそんな謝んなくて大丈夫だって！笑」

そう言ってくれたマネージャーの言葉も、

今の俺は素直に受け取ることが出来なかった。

もっと早く来いよ。っておもわれちゃったかも…、

あしたはもっとはやくしなきゃ…、

平日の10時ってこともあって、道路には車が全然いない。

見慣れた街を車はすいすい進んでいく。

ここずっと真っ直ぐ行って

奥のドラッグストア曲がったらスタジオだ。

もうすぐ、おしごと

スタジオついたら、たくさんの人にあって挨拶して

気を使ってがんばって、ひとりになれなくて…、

お仕事だって思っただけなのに、苦しくなって

喉が締め付けられるような感覚になって気持ち悪くなった。

吐きそうなわけじゃないけど、喉に何かが詰まってる感じがして

刺激を与えられたら吐いちゃいそうな感じ

無理やり嘔吐いて吐いた方が楽なんじゃないかって思うくらい

けど、マネージャーの車汚せないし喉の異物感を誤魔化すかのように

必死に唾液を飲み込む。

それから、頭を押さえつけられてる感じの痛みと

思わず前傾姿勢になってしまうくらいのお腹の痛みにも襲われた。

頭が痛いから身体を座席に預けたいのに、

お腹が痛いせいで身体を預けられなくて

前傾姿勢になったせいか、さっきまでは喉が気持ち悪いだけだったのに

だんだん吐きそうになって自分の身体に嫌気がさした。

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