エピ42 ページ42
隆二「心配かけてごめん、俺が元気無かったのには、理由があって…」
『理由?』
隆二「実はさぁ、Aが帰ってから
やっぱり送ってこうと思ったんだけど
遅かったみたい…」
『遅かったって?』
隆二さんは悲しい顔をしながら口を開いた
隆二「Abarに入って行ったでしょ?そのあと俺も入ったんだよ
そしたらA臣と飲んでたじゃん!
それ見て、嘘つかれたんじゃないかなって思って…
ショックだったの!素直に…(苦笑)」
私隆二さんに嫌な思いさせてたんだ…
隆二さんが元気無かったのは私のせいだったんだ…
でも私…
『え?私、広臣とは飲んでませんよ?!偶然会っただけで…』
隆二「嘘つき、そのあと二人でどっか行っちゃったじゃん」
『あれは…広臣が酔ってたから送ってっただけですよ』
本当の事言ってるのに胸が苦しい…
隆二「知ってる、臣に聞いた
臣に怒られたしね(笑)
「AのLINEスルーして何やってんだ!」ってね、だからもうこの話し終わりね!」
隆二さんは笑っていたけどどこか悲しい顔をしていたような気がした
『隆二さんが謝る事じゃ無いですよ!
私の方が…』
隆二「謝らないでよ(笑)
その代わり今日俺と飲みに行こ!
それと、隆二でいいよ、あとタメ口でね!」
隆二さん…じゃなくて
隆二が優しく微笑んでくれた事が私は何より嬉しかった
『わかりました、行きましょ!』
隆二「あ、でも明日平気?
それとタ・メ・口・ね!」
『あ、忘れてました…じゃなくて
忘れてた!
明日ですよね、大丈夫です!』
隆二「なら、よかった!」
こんなときでも優しく接してくれる
隆二はどこまで優しいのだろうと
いつでも思う
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作者名:ryuka | 作成日時:2017年9月20日 20時