怪しい二人 ページ10
あ「かっ、狩屋君…？
な、何を……？」
あたしは突然の事に慌てふためく。
「まさか中村に一目惚れ!?」
「やめとけ!!
容姿はいいが中身は暴力女…ぐはっ」
余計な事を言うクラスメイトを肘鉄で黙らせ、あたしは狩屋君に向き直る。
あ「あ、あのさ、あたしの隣でもいいことないから…。」
マ「じゃあ、霧野君にメリットが無いなら俺に譲ってくださいよー。」
……あ。
横から壮絶なる殺気が…。
蘭「俺にはこの席、ちゃんとメリットあるから。
譲るわけないだろ。」
拓「狩屋。ここは一つ……な？」
(蘭丸と席が離れる事を危惧している)神童が援護射撃をしてくれる。
これで引き下がるか…と思いきや
マ「えーっ。
不公平ですよー霧野クン？」
一向に引き下がらない狩屋君。
どうしたものか、と思い始めたその時、
京「狩屋。いい加減にしろ。」
それまで一言も発しなかった剣城君が狩屋君を睨んだ。
すると、
マ「あ、すみません。迷惑かけて…。」
ニコリと笑みを浮かべ、狩屋君は剣城君の後に続いて端の空席に向かった。
な、何なんだ…？
・
・
・
ヒ「狩屋と剣城は同じ中学から転校してきたみたいだね。」
昼…。
あたしと蘭丸、それに神童は基山先生に呼ばれ、屋上に居た。
どうも怪しい。
それが基山先生と蘭丸の意見だった。
蘭「普通初対面であそこまでAに執着するか？」
うーん。若干偏見がある気が…。
あ「兄弟なら分からないんですか？あの二人…。」
吸血鬼は全員兄弟の様な関係にあるらしいから、分かるのでは…。と思ったが。
ヒ「そこが問題なんだ。
彼等の事は見たこと無いし、記録にもない。
あと、決定的なのが…。」
蘭「俺は一族の末裔。
一番年下ってことだが…
俺は８月生まれ、狩屋は３月、剣城は11月…
二人共俺より後に生まれている。」
つまり……
拓「あの二人が吸血鬼一族ではない証拠…。」
…というか、吸血鬼かそうでないかなんて疑うの早くないか…？
蘭「ったく…自分の稀少性について考えろよ。
少しでも怪しかったら疑わないと襲われてからじゃ遅いんだ。」
あ「ごもっとも…。」
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革ベルト
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闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
