蘭丸のコトバ ページ8
うなじに熱い息がかかっていた。
理由は簡単。
蘭丸があたしの血を飲もうとしているから。
蘭丸は、あたしが寝ていると思っているみたいだけど、ばっちり起きている。
いつもは
『このアホっ!!』
とか言って突きを繰り出す所だが、
今は特別。
何故なら少し前から蘭丸の顔色が悪かったから。
きっと夜から血を飲んでいないのだろう。
一日中飯を食えなかったら…あたしなら精神的に死ぬ。
だから、今日は許容。
すると、蘭丸がひとりでに話し出した。
蘭「ごめんな、お前をまた危ない目に逢わせて…」
蘭丸はあくまで寝ているあたしに話しかけているようだ。
暫く寝たふりをしておこう。
蘭「何で結婚禁止なのか…わかんねーけど、
とりあえずお前と今結婚出来なくて良かった…。」
……何それ。
あたしが結婚するに値する女らしさを身につけてないから？
そもそもあたしなんて対象外とか？
……ムカつく。
蘭丸と結婚なんてあり得ないと思っていたが、何でかムカつく。
起きて文句の一つでも言おうとした…
が、頭をポンポンと撫でられた。
蘭「Aの今の生活、壊さなくて済んだからな。」
は……。
蘭「お前をそこまで振り回す資格、まだ俺には無いし。
Aがホントに俺を好きかなんて…知らないしな。」
蘭丸の寂しげな声にあたしは思わず喋りそうになった。
違う、と。
けれど、
蘭「今は駄目でも…俺がもっと強くなったら、その資格、貰うから。」
その言葉は暖かくて
凄く男らしい。
うなじに生ぬるい感触が伝わってきた。
蘭丸の舌が、唇が、あたしのうなじに触れている。
そして……
かぷっ……
あ「っ………あぁ//////」
・
・
・
？「霧野蘭丸、
それから中村A、か…。」
少年は窓越しに見える二人を観察していた。
？「明日から…楽しみですね？先輩♪」
不気味な笑みを浮かべながら。
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革ベルト
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闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
