結婚禁止 ページ6
あたし含め、その場に居た全員(３人だけだけどね)は硬直する。
あ、あたし何か変な事した…？
ただ紙が自然に剥がれて動けたってだけなんだが…。
綱「俺の術を解いた…!?」
蘭「やっぱり……。」
綱海さんは驚愕の表情をし、蘭丸は何やら考えていた。
…？…どういう事…？
すると、
「長老!!」
部屋に新たな侵入者が現れた。
扉をバン!!と開け…ることはせず
(あたしが壊したから)
かなり慌てた様子で綱海さんの元に走る。
「首長から…、蘭丸と伝説の血の結婚は絶対禁止、とのこと!!」
は……？
結婚…禁止？
綱「っ、どういうことだよっ!?」
綱海さんは即座に瞬間移動をし、目の前から消えた。
あとには呆然としたあたしと蘭丸だけ。
…ごちゃごちゃし過ぎで何が何なんなのかさっぱり分からないまま。
よく解らないまま意識がふっと無くなった。
・
・
・
蘭「A。」
ん………。
あれ…？
気がつくとあたしはいつもの布団でいつもの格好で眠っていた。
隣では蘭丸が心配そうにあたしを見つめている。
あ「え…何が起きたんだ…？」
蘭「あの後、強制的に瞬間移動させられたみたいだ。
体、大丈夫か？」
あ「ちょっとフラフラするけど…大丈、ぶ…。」
言ったそばから目眩がして、あたしは再びベッドに沈む。
ヤバいなぁ…。
窓からは光が差し込み始めていた。
蘭「今日は休んどけよ。」
そう言って蘭丸はあたしを布団に押し込める。
………。
部屋を出ようとした蘭丸の背中。
いつもよりぼやけて見えた。
今にも消えそうな……。
ふらつくのも気にせず
あたしはその背中に抱きついていた。
蘭「おい…Aッ…///」
蘭丸がやたら慌てている。
そんなの知ったこっちゃない。
ただ
頭に浮かんだ言葉を口に出す。
あ「……離れたくない。」
…さっきみたいなのは御免だ、とボソッと付け足す。
蘭「でも……。」
あ「いやだ。」
ふらつくせいかマトモに考えられず、反射的に言葉を紡ぐ。
あ「契約だろ……少なくとも今は一緒に居てもらわないと困るんだ。」
ラッキーアイテム
革ベルト
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闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
