結ばれる時 (第一部最終話) ページ49
あ「…あたし、格闘技しか特技ないし、料理も裁縫もできないし、全ッ然女らしくない…。
多分蘭丸にとっての利点は伝説の血だけ。
それでも…いいなら、ずっとあたしの隣に居てくださいッ!!////」
あたしは稽古後の挨拶より深々と頭を下げた。
…ってなんて恥ずかしい事を言っちゃったんだあたし!!///
慌てて弁解しようと頭を上げたとき。
唇が塞がれた。
それはあたしがちゃんと自覚した初めてのキス。
蘭丸の柔らかな唇の感触が、唇を通じて伝わって。
なんて幸せなんだろう…
蘭「会ったときから比べたら、お前は十分女らしいくなったよ。」
蘭丸………/////
その言葉だけで、あたしはもう十分なくらい嬉しかった。
蘭「…契約、していいか？」
もう、蘭丸になら何を契約されてもいい。
あたしは首筋をそっと差し出した。
蘭丸は首筋に牙を立てる前に耳元で囁く。
蘭「絶対に、Aを一生かけて幸せにする。」
それはプロポーズと言う名の契約。
あたしには勿体無い位幸せな契約で。
あ「…はい!!////」
血を吸われる気持ちよさと、人生で一番幸せな時間を噛み締めながら、蘭丸に抱きついた。
吸血鬼の蘭丸の恋人は、最高に美味しい血を持つあたしです!!
・
・
・
吸血鬼と伝説の血が結ばれた頃。
絶対解かれてはならない封印が解かれてしまった。
「あらあら。時間が経てばやっぱり脆くなるみたいですね。
あっさり出てこれちゃいました。」
「各地で反応を確認。仲間も次々解放されているかと。」
「それにしてもー。同類が封印もされずにのうのうと生活してるのはムカつきますね。」
「…やはり、実行しますか？」
「えぇ。
…同類狩りの始まりだ!!!!」
狂気と膨大な力。
やがて訪れる真っ黒な宴に招待されることなど、誰も想像していなかった。
《第一部完》
ラッキーアイテム
革ベルト
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闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
